またまた痛ましいニュースがあった*1。
生後12日の女児を窒息死させようとしたとして、警視庁東村山署は3日、殺人未遂の疑いで、
母親の埼玉県所沢市○○○○容疑者(36)を現行犯逮捕した。
女児は搬送先の病院で死亡が確認された。
同署によると、「生まれてきた子どもに愛情が持てなかった」と供述しており、
容疑を殺人に切り替えて詳しい動機を調べている。
逮捕容疑は3日午前6時55分ごろ、東京都○○市の姉宅の2階で、
長女・○○ちゃんの顔を手で覆い、窒息死させようとした疑い。
○○容疑者は自ら「娘を窒息死させてしまった」と110番した。
○○ちゃんは11月22日に生まれたばかり。
○○容疑者は夫と○○ちゃんの3人家族で、出産後に○○ちゃんと2人で姉宅に滞在していたという。
○○容疑者の自宅近くの60代女性は「夏ごろにご主人と一緒に結婚のあいさつに来たとき、
大きなおなかを見せて『3人家族になる』とうれしそうに話していたのに、信じられない」と話した。
痛ましい。これはよくある子どもに対する虐待とは性質が違う。このお母さんや家庭にどんな事情があったのかは、この記事だけではわからない。お母さんに相談相手はいなかったのだろうか。その相手に
私は子どもに愛情を持てない
と言えなかったのだろうか。そしてその相談相手はお母さんにこう言えなかったのだろうか。
生後12日の子どもになんか、愛情を持てないのがふつうです。
1歳になるまでは、ひたすら我慢しなさい。
安心して。そのうち可愛いと思える日が来るから
「M14の野郎、なんてひどいことを書くのだ」と思うだろうか。人間は二足歩行をすることで、四足歩行の動物に比べて著しく脳を発達させることができた。その代わり、胎盤が小さくなったために四足歩行の子どもより1年も早く出産するというやっかいな代償を背負うことになった。生まれてから1才まではむき出しの胎児なのである。よって1才までの育児は怖ろしく手間がかかる。自分では何もできない、何を考えているかわからない、大人の都合をまったく考えずに泣く、何が気に入らなくて泣いているのかわからない。こんな生物に誰が愛情など持てるだろうか。もちろん、赤ん坊の姿や仕草に可愛いと思える瞬間、これが親が子どもに捧げる無償の愛の心なのだと思えるときはある。だが、乳幼児の育児とはそれを差し引いて余りある労力なのだ。
それにしても窒息死させるところまでは一気に行かないのがふつうなので、このお母さんは何かしら心が病んでいたのだと思う。だが、あまりにも赤ちゃんに対して「愛」とか「天使」とか美談ばかりだとお母さんを追い詰めることになる。だから、これからお母さんになる全国の女性に私が言っておく。
生まれたての赤ん坊は可愛くない。人間でさえない。
ウンコとゲロの製造器だと思え。