反省しない人たち

最近、書店で目に付くのが嫌韓・嫌中本。また嫌韓本ほどではないが日本賛美の本。テレビ東京の「和風総本家」のようにふだんは日の当たらない職人さんや伝統工芸を紹介する良作もあるが、けっこう見ていて恥ずかしくなる番組も多い。そしてこれらに対して批判の論調も目にする。「嫌韓も度が過ぎれば韓国と同じことではないか」とか「日本の賛美ばかりしてないで足下を見ろ」とか。言いたいことはわからないではないが、私はまずはこう言いたい。「どの口が言うか」と。私は嫌韓も日本賛美も「反動」だと思っている。なにに対する反動か? マスコミにだ。国を挙げて反日をやっている国家に対して、向こうで何が言われているか、何が行なわれているかはいっさい報道しないで、少しの金に目がくらんで韓流ブームを作ってきたマスコミ。日本のここが悪い、だから日本はだめなんだと言い続けてきたマスコミ。その反動がいま来ているのだと思う。
ネトウヨ」なんかもテレビでの定義は「ネット上で愛国的、差別的発言を繰り返す人」になっているが、それは副次的なもので彼らの批判の先は「日本や日本人を卑下し貶める報道を繰り返すマスコミ」なのである。だが自分たちが批判されているとはテレビで言えないので上のような定義にしてしまう。つい最近まで「日本は世界で孤立してる」とか「日本はアジアで嫌われている」などと公然と書かれていた。だがネットの普及でこういう情報に簡単にアクセスできるようになってしまった。

     アジア10ヶ国の親日度調査*1

     

     

台湾なんかシンガポールやフィリピンに比べるとむしろ低いくらいだ。私はこれを見て「日本すげえ」と言いたいのではなく、この8カ国が日本に寄せる好意と同じくらい、日本も向こうに関心を持たなければ失礼だと言いたいのだ。ウェザーガールズは帰っちゃったから、今度はタイあたりからアイドルグループが来ないかな*2
あと、最近フジテレビのアナウンサーだった長谷川氏が、朝日新聞への批判に対して「そもそも新聞やテレビの情報を鵜呑みにのが悪い」という発言をしていたが、これも「どの口が言うか」と私は言いたい。産地や賞味期限の問題で、その企業を徹底的に叩き廃業にまで追い込んだのはマスコミではないか。しかもその企業は完全な自由競争に曝されているのに、テレビや新聞は認可制。既得権益に守られている。ああ、だんだん腹が立ってきたのでこのくらいにするが、私が主張したいのは明後日がセーラームーン放送終了10周年だということだ*3

*1:http://www.globalmarketingchannel.com/press/2012110602

*2:そういう関心の持ち方だけなのね

*3:なんだよ