「フライト・ゲーム」

これはずいぶん低予算の映画。ほとんど旅客機の機内(のセット)なので。航空保安官の主人公に「1億5000万ドル*1を用意しないと20分ごとに乗客を一人ずつ殺す」とメールが来る。そして予告どおりに行なわれる殺人。近くの空港まではまだ数十分かかる。地上での捜査が進むと犯人が指定した口座が主人公のものだったため主人公が疑われる。四面楚歌の中で時限爆弾まで出てくる。犯人は誰か? 飛行機は無事に着陸できるのか...
とりあえずは楽しめるのだが航空パニック物は多く、名作も多い。タイトルは忘れちゃったけど、飛行機がハイジャックされて特殊部隊のスティーブン・セガールが出てくる。飛行機で下から近づいて乗り移るときに気流が乱れて映画開始の20分くらいであえなくセガールは墜落。乗り移ることができたのはアドバイザーとして同行した特殊部隊ではない主人公。飛行機のことは詳しいが、射撃だとか格闘はまったくできない。その主人公が持ち前の知識だけを武器にテロリストをやっつける映画があったじゃない*2。あれは面白かったよね。セガール、ここで死ぬか〜って。
ラストで当然、犯人がわかるのだが、なんとなく意外性がなくて、伏線もなくて。振り返ってみればその人が犯人でなければ不可能だったことがあったのだが、そこにスポットが当たってないので驚きもわずか。あと主人公に強力する二人の女性がいまいち美人でないのも残念。唯一よかったのが、ヘタレに見えた副操縦士がラストでがんばるところかな。DVDが出たら見てみてね

*1:だったかうろ覚え

*2:誰もわからないと思うが