初めて買ったこの雑誌。
Rayと同じ主婦の友社。この2誌のターゲットはどう違うの? 中を見ると女子大生っぽい感じがするのだが、Rayとかなりかぶっているでしょ。表紙は小松彩夏の目の上のタンコブである吉高。上野呪痢が大河ドラマの主役をやってさらにブレイクするかと思ったら萎んじゃった。こんなことってあるんだ。やっと小松彩夏の時代が、と思ったら吉高が飛ぶ鳥を落とす勢い。さらに仲もいる。
このminaはある特徴がある。CanCamと厚さを比べて見よう。
ほとんど同じ。ところがminaは224ページ、CanCamは286ページ。つまりminaは紙が厚い。これがどういう編集方針とか戦略に基づくものかはまったくわからない。だいたいターゲットさえよくわからないのだから。泉里香が登場するのはわずか2ページ。
だが右側のインタビューはかなり内容が濃い。レポが中断しているRayの泉里香特集よりも濃い。さらに写真がでかい。どのくらいでかいかというと
カメラの顔認識機能が起動するレベル。額に入れて飾るに値する大きさ。この写真はなかなかいい。ナチュラルメイクで、いつもの目張りが入ってないので泉里香の素のかわいさを引き出している。てか、Rayはいつもいつもなんであんなに化粧が濃いんだよ。ところでだ。Rayとminaってファッション誌としての格はどっちが上なの? minaに登場した泉里香。親会社から専務が来たって感じなんだろうか。さて、このページの趣旨だが
キラキラして見える職業だけど真剣に取り組めば取り組むほど悩みは尽きない
ファッション雑誌「Ray」の専属モデルを続けながら
さらに活躍の場を広げ始めた泉さんの今とは?
雑誌「Ray」では”モテコ”キャラとして人気の泉さん。
今回はそんな既存のイメージにとらわれず、
今の自分自身とこれからなりたい自分をイメージして撮影に挑むと同時に、
仕事をはじめてから”常に模索と葛藤の日々”という赤裸々な胸の内を明かしてくれた
そうそう、これだよこれ。高校時代の芸能活動休止、大学に入ってからの再開、女優への思いの強さ、事務所の移籍。そのあたりが私が知りたいところだ。とても全文を要約することはできないので上の4点について答えがあるのか見てみよう。
(高校時代の芸能活動休止)
高校の途中で自分の将来を考えて一時仕事を休止。
やっぱりこの仕事は何の保証もないものだし、大学にも行っておきたいという気持ちもあって。
こう考えるのって芸能人としては異色かもしれないが、一般人としては至極全うだろう。母親もモデルで子供のころからモデルをめざしていた安座間美優とは違う。だがそういう環境にいて、ティーンズモデルとして一定の地位を築いていた安座間美優が大学に進学したのが逆にすごい。
(大学に入ってからの芸能活動再開)
仕事をすっぱりあきらめることもできなくて、京都と東京の大学を受験して
受かったほうで人生決まるかなって自分の中で賭けたんです。
−中略−
いま思うとすごく安易なんですけど、当時は本当の意味で自分が何をしたいのかってことは
わかってなかったんでしょうね。
学業もあるし、チャンスがあるならできたらいいなくらいの感覚だったんだと思う。
ということは東京の大学に落ちていたら泉里香はいまでも安座間美優のブログに手だけ映るだけだったんだ。ありがとう、明治大学。だが3年間のブランクがあり、当時の事務所も辞めてなんの後ろ盾もない一からのスタート。ただ失う物もないから行けるところまで行けたらいいくらいの気持ちだったんだろうね。その行けたところが思ったより高みだったと。
(進路の迷い)
友達が就職活動をしだした大学3年生の頃には「Ray」の専属モデルになっていたけど
「このまま今の仕事を続けていけるんだろうか?」って、OLになる道も考えたりもした。
当時もそうだけど今でも常に不安と隣り合わせなんです。
−中略−
いつか胸を張ってこの仕事を選んでよかった、といえるように頑張るしかないなって思っている。
そこでもまだ迷ってたんだ。でもモデルとか芸能人って、ほかの選択肢がない人は突っ走るしかないけど、少しでも別の道の可能性があったら必ず迷うよね。ここまでは予想どおりの内容だったが、ここからは泉里香の意外な心情となる。
(事務所の移籍)
「Ray」でモデルをはじめた頃は”里香ちゃんらしいね”っていうキャラ立ちできる個性が
欲しくて模索して、でも実際そういうものができあがってみると
「そこだけに甘えていていいんだろうか?」ってことが新たな悩みになってきたり。
−中略−
もっと自分を試したい、フィールドを広げたいという思いで昨年環境を変えたんです。
一歩踏み出してみると、あらためて学ぶこともたくさんある。
勉強するなら早くしたいし視野を広げることって大切なんだなって
環境を変えてみて実感できたこと。
−中略−
今後は映像の方にも進んでいきたいんです。
高校時代にドラマの厳しい現場でしごかれた経験があって、
そういう崖っぷちに自分を追い込んでみたい気持ちがあって。
10代からお芝居の仕事をしてきてる人と比べたら、ぜんぜん追いつかないし
わからないことだらけだけど、そういう状況がいまは楽しい。
環境を変えたいと泉里香が思うだけでは変えられない。所属するタレントが自由に移籍したのでは芸能事務所の商売などできないから、いろいろ大人の事情があったのだろうな。私がいまだにわからないのが、なぜサンミュージックは泉里香にチャンスを与えられなかったのかだ。いまはバラエティには強いがドラマには弱くなっているのかな。下の段落で「ドラマ」とか「演技」と言わず「映像」と表現したところに泉里香の恥じらいを感じるね。
(そしていま)
私にはこれがあるから大丈夫と胸を張れるものがなくて。
そんな自分をさとられたくないから外では笑っている。
で、家に帰って落ち込んでは泣いて寝る。そんなことの繰り返しで。
そうやって理想の自分に追いつくことにあせっていたけど、
環境をちょっと変えたことで今またここから再スタートなんだと
思ったらちょっと吹っ切れたところもあって