12月に読んだ本

四〇一二号室

四〇一二号室

最近デビューしたホラー系の女性作家、デビュー作はイマイチなのだが、一作ごとにうまくなるなあ。これはどういうことなんだろう。たぶん昔に比べて出版社がデビューさせるのが早いのではないだろうか。この作者もこれがデビュー作なら「大型新人現わる!」と帯にコピーが付いたのではないか


大空のドロテI

大空のドロテI

 
大空のドロテII

大空のドロテII

アルセーヌ・ルパンの話。ただし主人公は飛行機乗りを夢見る少年。これにサーカスの少女がからんで、テイストは「天空の城ラピュタ」。全三巻で毎月1冊ずつ刊行。一巻と二巻はまとめて読んだが、三巻はあいだが空く。たぶんこれまでのストーリーを全部忘れている。


キッド (講談社文庫)

キッド (講談社文庫)

ビーバップハイスクールの作者が書いた小説。ストーリーはいいのだ。また中盤でいきなりクライマックスシーンを書いて、そこに至る話をさかのぼって書くのも目新しい。だが予想どおり人物が書き切れていないので感情移入ができないのだなあ。今後に期待だ


以前にどこかで書いた日本の岩崎製菓の技術提携を受けて台湾一から中国一の製菓メーカーになった会社の話。この本自体は絶版になっているのにAmazonで検索すると中古品で買うことができる。便利だ、便利すぎる。


独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則

独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則

カーネギーメロン大学の教授でロボット工学の権威である日本人の先生のエッセイ集。「ほとんどの創造は真似に付加価値をつけたものである」独創的と思われる発見や研究も、膨大な知識、基礎学力、先人の研究成果の吟味、こういった地道な努力によってなされるものであると。


推理小説のパロディの本格的な推理小説。密室、安楽椅子探偵日常の謎などミステリの代表的なジャンルを一作ずつそろえた短編集。器用な作者だ。


潜伏者

潜伏者

おなじみ倒錯ミステリ。登場人物がこの人とこの人は実は同一人物とどんどん減ったと思えば、この人は実はこの人とこの人の二人一役とどんどん増えてきて、じゃあこの人は誰? と物語そのものに何重にもしかけが用意されている。


探偵小説の様相論理学

探偵小説の様相論理学

前半は著名な作品を例にとってミステリにおける論理とはなにかを語るのだが、後半はただの論理学の話になって難しい。

おまけで今年読んだ本のベスト3を書いてみる。

  ノンフィクション部門

    理性の限界*1

    世界が愛した日本*2

    未知との遭遇*3

  フィクション部門

    舟を編む*4

    PK*5

    Story Seller*6

あえて話題作は外したのだが「舟を編む」は外せなかった


【きょうのウェザーガールズ
ミアちゃんの記事。

     

  2012-12-30 22:42:18 明日の大晦日


  今日は休みの日ですね!

  すごく楽しいです!

  街の人はたくさんですね!

  とてもにぎやかですよ!

  皆の大晦日はどこへ行きたいですか?

  福袋を買いに行きたいですか!?

ミアちゃん、福袋は大晦日じゃなくて元旦だよ。ハイ・ジャンのかんちがいはもっとすごい。

     

  2012-12-30 23:16:29 お正月の第一日のハイ・ジャンです


  お正月第一日、マネジャーと一緒にバフェットを食べた!!

  いっぱいpizzaやriceやパスタやケーキなとを食べた!!

  お正月から、ダイエットも休みね〜〜

  幸せ!!!

まだ正月じゃねえぞ。バフェットは日本語でビュッフェのことかな。世界の終わりが来るなら食べ放題に行きたいダラちゃんも連れて行ってもらえたのだろうか。

と、いろいろ書き散らかしながら今年はこれで終わり。来年につづく...