北川景子「大女優への道」耳心辱写真ってなんだ(前編)

本屋に行ったらいま発売のB∪BKAの表紙が目に飛び込んできた。

  北川景子 耳心辱写真 超大掲載(「耳」と「心」で一文字ね)

なんたる失態、なんたる屈辱。星屑ともあろうものが北川景子の耳心ずかしい写真の掲載をストップできなかったなんて。これが小松彩夏クラスだとせいぜいドレスの肩にブラジャーの紐が見えたくらいだと思う。だがいまをときめく北川景子だとハンパない写真のはずだ。居酒屋の裏でゲ□を吐いている写真とか、ロケ現場で急にお腹が痛くなり野グソをしている写真とか。ああ、これで北川景子の人気に傷が付いたらどうする。いっそ貯金をおろしてこの雑誌を買い占めるか。その後にヤフオク*1。その記事がこれだ。
     
...○| ̄L...○| ̄L...○| ̄L...すごいコピーだ。

  女優人生の幕開けは火星に代わってお仕置きしていた!!

センスがありすぎるぞ、B∪BKAのライター。しかし我らが愛するセーラームーンを耳心辱写真とは。私のこの7年間を愚弄するか。だが、写真をよく見たらスーパーライブ。これは反論しにくい面があるのを否定できない。このとき北川景子は絶不調。点滴を打ちながら現場に臨み、もともと変なノリの北川景子が、5人の中で一人だけ宗教的な舞だった点は認める。
右下の記事はなぜか握手会事件。なんでこんな話がいまごろ出てくるんだよ。見出しが

  アイドルヲタが語り継ぐ北川景子のヲタ嫌い伝説

あのな、勘違いをしているようなので言っておく。

  北川景子のみならず誰だってヲタは嫌いだ。

  たぶんヲタだってヲタが嫌いだ

この記事の後ろの方にこんなのがある。

  もっとも、当時ヲタに人気のあった沢井美優小松彩夏に比べると北川景子の活躍ぶりは

  段違いなのでアイドルファンに嫌われても構わなかったのかもしれない

これは完全に時制をまちがえている。これは当時じゃなくて現在のこと*2。握手会のころは役者としては沢井美優がリード、あとは全員が初心者で横一線。モデルとしてはCANDyの看板モデルだった小松彩夏が一歩リード。北川景子はセブンティーンの専属モデルになってまだ半年。むしろ北川景子の活躍ぶりはいちばん下だったのだ。よって「当時ヲタに人気のあった沢井美優小松彩夏」は誤りで総合的な人気は沢井美優小松彩夏がツートップ、むしろ知名度の低い北川景子こそヲタ度が高かったのである。現在の沢井美優だってヲタに人気があるわけではなくて、新規ファンが増えないからヲタだけになっているだけなのである。だが、この部分の記述にライターの別の意図を感じる。あとでまた出てくるから覚えておいてね。
つぎに左側の中央に小松彩夏の写真があるでしょ。そこをアップにするね。

     

  当時セーラーヴィーナス役で共演した小松彩夏も、今の北川景子をどう見ているのだろうか

なにこれ? 小松彩夏の記述が出てくるのはさっきの部分とここだけ。あまりに唐突。どう見ているのだろうかって、そりゃうらやましいさ。だが考えてみると、さっきの沢井美優小松彩夏、この部分の小松彩夏、なんとなくおかしいだろ。後編で出てくるが、このライターは実写版のことにかなり詳しい。それなのにさっきの記事のような基本的なまちがいをするのが解せない。
そうか、このライターはきっと私と同じ思いなのだ。北川景子人気に彩夏、いや、あやかって沢井美優小松彩夏の存在を読者に知らせている。そして実写版セーラームーンが死ぬほど好きなのだ。
(つづく)
なお、ここまでを読んでのB∪BKAを買いに行った人、重要なポイントを後編に回しているのでコメント欄に書かないでね。火星に代わって消しちゃうよ

*1:それではなんにもならないと思うが

*2:沢井党と小松党を敵に回してどうする