検証・これが実写版の台本だ!−act42(その9)

M妖魔だかメタリアだかに*1エナジーを取られて廃人同然となった大阪なる。放送ではベッドで覚めることのない眠りについているが、台本ではベッドの上に虚脱状態で座っている。あまりにも哀れなので表現を変えたのだろう。あるいは超高齢化社会を迎える日本で、この描写はシャレにならないと。だが、後の方の回で、なるが目を開けたまま寝ているシーンがあるので、それは考えすぎか。ここでは目を閉じているので、あとから目が開いたのか。こわ!
目を開けたまま眠るといえば、以前に私は沖縄が嫌いだと書いた。安座間美優には悪いが。10年くらい前だが、アホなライバル会社が無茶をするので、その対抗手段を打つために非常にストレスの多い日々を送っていたことがあった。協力してくれる会社からあと2日以内に返事をもらわないと間に合わないというときになって沖縄出張が入った。生涯初の沖縄だが、羽田最終便で那覇空港に着いたのが21時半。今日は早く寝て明日に備えよう。仕事の合間を見て電話を何本もかけなければならない。ところがホテルのロビーで待ってたのが大阪支社の同僚。これから沖縄料理を食べに行きましょうと連れ出される。その瞬間に脳の血管が2、3本切れたが、居酒屋で出てくる沖縄名物が何一つうまいものがない。熱帯魚のような魚の刺身、にがうりの野菜炒め*2、蛸の刺身に味噌を付けたやつ。こんなものを食わせるくらいなら俺を休ませろ。
翌日の夜に家に着いて、歯を磨き口をゆすぐと、口の端から水が漏れる。そういえば昼間からあごのあたりに違和感がある。その日はそのまま寝た。翌日、会社への道を歩いていると右目から意味もなく涙が出る。なぜ泣くの俺?よく調べたらまばたきをしたときに右目が閉じてない。右目を閉じるにはかなりの努力を必要とする。症状はどんどん悪くなって夕方には顔の右半分がほとんど動かせなくなった。話すときも口の右半分が動いてない。なんだかニヒルな人になっている。やばいぞ、これはヤバイ病気だ。何科に行けばいいんだ。脳神経外科か。脳腫瘍なのか。
脳神経外科がどこにあるのかわからないので、翌日に近所の精神科・神経科の医院に行った。診断は「顔面神経痛」。この病気、発病する原因はわからず、たぶんストレス。直る時期もわからない。早くて2週間、長い人だと2年。治療法も無い。おいおい、俺は2年もこのままか。だが、医者が言うには私は症状が軽いと。ひどい人は寝るときも目が閉じないと。そうか、目が閉じるだけ俺は幸せなんだ、よかった、よかった、ランランラン。って、いいことあるか〜
結局、仕事はうまく行き、沖縄の悪夢も忘れた2週間後に完治しました。でも沖縄は二度と行きません。安座間美優に会えるなら別ですが。
(つづく)

*1:このあたりの基本的なことさえよく理解できてない

*2:当時はゴーヤチャンプルを知っている本州の人間はほとんどいなかった