来たぞ来たぞ。念願の小林靖子作、実写版美少女戦士セーラームーンの台本だ。道楽もついにここまで極まったかと感無量だ。財布はピンチだ。
【外観】まずは外観から説明しよう。縦は238mm、横175mmとB5版より一回り小さい変形サイズだ。重さを量ったら120g*1。表紙、裏表紙は白い光沢紙、中は学校の印刷物にありがちな再生紙だ。表紙にはカラーでおなじみのロゴが印刷されている。ただロゴの解像度の低いのか、プリンタの解像度が低いのか、よくみるとカクカクだ。
【色紙】最初の6ページは色のついた紙が入っている。なにが書いてあるかというと
1枚目・・・「原作 武内直子」
2枚目・・・「企画制作協力 電通 CAZBE 東映エージェンシー」
3枚目・・・5人のプロデューサーの名前
4枚目・・・「脚本 小林靖子」
5枚目・・・「音楽 大島ミチル」
6枚目・・・「監督 舞原賢三」
これが14ポイントくらいの大きい字で縦書きになっている。う〜ん、緊張感が高まってくる。ちなみにact34はオレンジ色の紙、act35とact36はピンクだ。この色分けはなんだろう。舞原監督がオレンジ色で鈴村監督がピンクなのだろうか。それとも戦士の色に合わせてピンク−赤−青−緑−オレンジと入れ替わるのか。それならact34は赤、act35と36は青のはずだから*2、後者はまちがいだ。
【スタッフ】次からは白いコピー用紙のような紙でスタッフの一覧表が2ページに渡って書かれている。担当・氏名・所属・電話・FAXが表になっている。そうか、ここに電話すると舞原監督と話せるのか。たぶん取り次いでもらえないだろうな。そもそも何を話していいかわからないし。所属を見ると東映が多いが、東映の本社は白倉プロデューサーと丸山プロデューサーの2人だけ。あとは東映テレビプロ、東映エージェンシー、東映仕上センターとすべて関連会社だ。舞原監督も鈴村監督も所属は東映テレビプロだ。また、技術スタッフは映広、共立など下請会社の名前が並ぶ。ここにも日本の産業構造の縮図が垣間見える。
(つづく)*3