DVD第2巻−act5〜8(その1)

PCのゲーム「Half-Life2」をやっていてブログが更新できなかった。この3日間の就寝はは連日3時だったからな。ノバ・プロスペクトの終わりの方で行き詰まってしまった。敵もやっつけてドアもあらかた開けて、この後いったい何をすれば良いのだ。一通り部屋を見てみたが、次の段階に進む扉やスイッチが見あたらん。自分が移動すると、忠実な僕であるでかい昆虫の大群がぞろぞろついてくる。部屋に入って中を探し、何も無いので出ようとするとドアのところに昆虫がいて道を塞ぐ。だいたいこいつらは戦闘以外では邪魔なのだ。
さて、借りてきたDVDである。せっかくなので特典映像を見る前に本編を見直してみよう。舞原監督の第1作であるact5。番組開始当初、田崎監督はパイロット版として4作だけメガホンを取り、あとは数人の監督が持ち回りで演出をするという情報があった。パイロット版とはどういうことだ。その意味は、放送も終了間際になったころの東映ヒーローMAXでの舞原監督のインタビューで初めてわかった。記憶があいまいだが、下のような発言。

     セーラームーンの実写版を作ると聞いて最初は『不思議少女』路線で行くのかと思ってた。

     田崎監督の第2話を見て衝撃を受けた。これはマジに作るのかと

自分で書いてて恥ずかしくなるくらいいいかげんだが、大筋は合っている。田崎監督はact1、2、7、8を通じて他の監督に、登場人物の心象風景をきっちり描けよ、アクションは東映の伝統通りにきっちりやれよ、とメッセージを残して去っていった。act2だけを見てこのメッセージを理解し、最終回まで貫いた舞原監督*1
さて、そのact5だ。実写版セーラームーンがアニメとはまったく別のテイストで進行すること、そう『戦う中学生日記』であることが視聴者に強烈にアピールされたのがこのact5だった。またアニメとは180度異なる水野亜美像が確立し、浜千咲神話が生まれたのもこの回だった*2。改めて見ると、中学生日記、学園物としては凡庸なストーリーである。だが一見、凡庸なストーリーに学園物ではありえない非凡な結末がある。
(つづく)*3

*1:理解できないでact4を作っちゃった高○監督(笑)

*2:神話か、このまま神話になるのか

*3:と大風呂敷を広げて終わって続きは大丈夫なのか。大丈夫な訳はない