セーラーヴィーナス「愛野美奈子の逃避行」(後編)

愛野美奈子はact15で家を出てから最後までずっとホテル住まいだと思っていたのだが、これは私の勘違いであることがわかった。1月17日『壮大な伏線「一人じゃないまこと」』で、まことのセリフを調べるためにact31を見直したら、なんと、美奈子は自宅にいるのだ。セーラー服を着て、ベットとピアノと勉強机が置いてある、我が家のリビングくらいある勉強部屋でぬいぐるみ*1と話している。もちろん、ここが学園物のドラマの撮影をしているセットである可能性も無いではないが、そんなところでぬいぐるみと話していては芸能生命が絶たれるであろう。
そうか、愛野美奈子はずっとホテル住まいを続けていたわけではなかったのだ。そもそもact25で影武者をやめているので逃避行を続ける必要はないのである。もちろん自宅にいるところを妖魔に狙われたり家族を人質に取られる危険がないわけではないが、ダークキングダム側はそこまで智恵が回らない。
オフのときは自宅に帰って、自宅から学校に通っていたのだ。きっと家にいるときはお母さんが作った肉じゃがとかイカ大根を食べて*2、お父さんにはスタジオで会った芸能人の話をして*3、おばあちゃん*4には前から頼まれてた松平健のサインをあげたのだ*5。そう考えると私は少し幸せな気持ちになれた*6
いや待てよ。この回の監督はあの人*7じゃないか。もしかして「愛野美奈子はずっとホテル住まい」という設定をすっかり忘れて、自宅のセットを使ってしまった可能性はないか。そう考えると、私は少し悲しい気持ちになるのだった。

*1:だからアルテミスだって

*2:和食好きという設定はない

*3:こういう子のお父さんに限って俗っぽかったりする

*4:いるのか?

*5:なぜそこまで具体的に決めつける

*6:幸せの基準が低すぎないか

*7:高○