真夏のビデオまつり「グッドバイ、バッドマガジンズ」「コット、はじまりの夏」

またまた異色作を5本そろえてしまった。私はなにかの病気なのか?

グッドバイ、バッドマガジンズ
【1,700円】主演の杏花(以前の芸名は石橋杏花)さんは表参道高校でピアノを弾いていた人。その後の芳根京子森川葵のブレイクぶりに比べるとスターダストなのに周回遅れどころか3周くらい遅れてしまっている。美人だし演技もしっかりしているし何より目力とオーラーがあるのでチェンスだけだと思うんだけどなあ。トレンド紙の編集がしたくて出版社に就職したが配属されたのは成人雑誌。無茶苦茶な先輩たちに翻弄されながらも成長していく主人公。だが成人雑誌は本屋やコンビニにも置かれなくなり滅び行く運命にあった...人気コラムニスト役で特殊女優の架乃ゆらさんが出ている。彼女は特殊女優の中では十本の指に入る可愛さなんだが、杏花と並ぶと美貌もスタイルも大きく劣るんだよね。これが女優と特殊女優の差なのか。

ハロウィン 悪魔のウイルス(字幕版)

ハロウィン 悪魔のウイルス(字幕版)

  • アミー・グローエニング
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ハロウィン 悪魔のウイルス
【1,200円】学生たちの間で変なアプリが噂される。突然にそれは送られてきて制限時間内に自分がもっとも怖いものを入力する。入力しなかったり嘘をつくと、怖い物が現れて殺される。友人2人を失った主人公はコンピュータオタクの少年の力を借りて、このアプリの由来と防御方法を探すが...これは「リング」の変形だ。現代的な物を媒介にして呪いが広がっていく。拡散させないと助からない「リング」に比べると、こちらは毎回怖い物を入力すればよいのだだいぶ楽。

みんな生きている 〜二つ目の誕生日〜
【800円】空手の全国大会に出場が決まっていて優勝候補の一人である主人公だが白血病を発症してしまう。いったんは良くなって退院するが病状が悪化して再入院。もう骨髄移植しか方法がない。骨髄バンク登録者の中に適合者がいた...ここまで主人公をはじめ登場人物の人相がみんな悪いんだよね。なぜこんな役者ばかり集めたの? そして適合者である松本若菜が登場して主人公だけではなく観客も救われた感じ。彼女は夫や義母からドナーになることを反対されるのだが、何の気負いもなく飄々と手術台に向かう。善意がある人って案外こういう人なんじゃないかな。

タコゲーム

タコゲーム

  • レイシー・ハートセル
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タコゲーム
【1,500円】負けると死が待っているゲームに参加させられる主人公たち。「イカゲーム」って映画があったけど、それのパロディなのかパクリなのかそっちの内容を知らないのでわからない。ゲームは「SAW」や「エスケープ・ルーム」みたいに凝ったものではなく、隠れん坊や椅子取りゲームのような誰でも知っている単純なもの。だが敗者には死が待っている。主人公は若い女性で圧倒的に不利なのだが、彼女が勝ち抜く過程には納得感がある。やはり人間は誠実に生きるのがいちばんだ。

コット、はじまりの夏
【1,900円】アイルランドの映画。アイルランド語ってあるんだな。貧乏人の子だくさんの家庭。内気で無口な主人公、家でも学校でも無視され居場所がない。さらに赤ちゃんが生まれることになり、夏休みの間だけ遠くの親戚の家に預けられることになった。そこは子どもがいない中年夫婦。おばさんは大歓迎で愛情を持って接する。おじさんは幼い女の子をどう扱って良いかわからず怖がらせてしまう。そのおじさんと距離が少しずつ縮まっていくのがこの映画の裏のテーマ。遊ぶものもないド田舎なのもあるが、おばさんは掃除、洗濯、料理を主人公と一緒にやりながら教える。そうなんだよね、子どもって労働だとしても何かしているのが好きなんだ。最後は夫婦で主人公を家まで送り届ける。あいかわらず手一杯の母親、愛情のない父親。頼むから主人公を引き取ってくれよ、その方が幸せだよと思うが、そこは描かれずに終演。