鳴海唯「どうする家康」

9月24日放送の36話、ラストの北川景子再登場のインパクトが強すぎて、それ以外のストーリーが消し飛んでしまった。その前週、9月17日放送の35話は鳴海唯さんの登場だったんだよね。

   

徳川一の猛将・本多忠勝山田裕貴)の娘、稲(いな)役。関東を平定するには土地争いをしている北条と真田を和解させなければならない。家康が間に入るが、真田昌幸佐藤浩市真田幸村の父)が食わせ物で「徳川は信用ならない。息子(真田信幸-真田幸村の兄)に徳川から輿入れさせろ」となった。この時代の結婚は家と家が同盟関係を結ぶことであり、嫁は人質なんだよね。だが家康の娘はみんな嫁いでいると言ったら「家臣の娘を家康の養子とし輿入れするのでも良い」となった。本多忠勝の娘に白羽の矢が立ったが、娘はまだ結婚したくない、父親は真田が信用できないので嫁にやりたくないとこじれる。36話で別件の一悶着があり、それを聞いてた娘が翻意をする。ちなみにこの娘は幼い頃から父親に武芸を仕込まれて男勝り。

   
   「夫婦を成すは女子(おなご)の戦(いくさ)と思い知りました。
    真田家、我が戦場として申し分なし」

男前だ。鳴海唯さん、いいところを見せられた。でも輿入れするとドラマから退場なんだよね。ただ史実では関ヶ原のあたりでもう一度見せ場があるはずだが、ドラマでやるのかな。ここで終われば視聴者に鳴海唯さんの印象が刻まれるはずだったが、その後で

   
   ナレ「於愛の方様(広瀬アリス)、この後まもなくお亡くなりに」

於愛の方はここで終わりか。たしかにときどき胸を押さえて死亡フラグが立っていたもんな。ここで視聴者の7割は鳴海唯を忘れる。残り3割も

    

これで鳴海唯の記憶が吹っ飛ぶ...豊臣のラスボスが登場して、於愛の方が死んじゃって、どうする家康! でも大丈夫。こっちも側室の最終兵器、阿茶局(あちゃのつぼね)の登場だ。