春のビデオまつり「ミッドナイト・ミート・トレイン」「ファイナル・ジャッジメント」

ゴールデンウィークになったのか? カレンダーどおりだと5連休。月・火に有給を取ると9連休か。私が勤めていた会社は有給の取得が推奨されていたな。「変なときに休みを取るくらいならここで取れ」という意味なので優しくは無い。

ミッドナイト・ミート・トレイン
【1,700円】昔、ビデオで見た気がする。原作はクライブ・パーカー、監督はこれがハリウッドデビュー作になった北村龍平。連続失踪事件の謎を追う主人公。たどり着いたのが地下鉄と一人の男...おそらく原作は短編なのだろう。それを序盤の不気味さ、中盤のミステリー、終盤のグロとアクション、ラストで明かされる意外な、というかとんでもない真相。様相を変えながら長編にした構成は見事。よけいな事に首を突っ込んだ主人公は自業自得だが、巻き添えになった彼女が気の毒。

ファイナル・ジャッジメント
【1,700円】ファイナル・デスティネーションの制作陣によるホラー映画。公園で殴り殺された男。周りに何人かの人がいたが誰も止めなかった。とくに主人公は強盗に父親を殺され自分も瀕死の重傷を負ったばかりなので、まったく身体が動かなかった。被害者の弟が全員の名前を公表し社会的な制裁を受けることになる。それだけでなく、一人ずつ変死を遂げる...自分があの場にいたら何かできるかと考えると身につまされる。ラストで事件の真相が明らかになるが、これを知れば主人公は罪の意識から逃れられるのに残念。ここにこの物語の救いがあるのだな。

メキシコ・オブ・デス
【1,000円】「A・B・C・オブ・デス」のシリーズで舞台はメキシコ。メキシコならこんな残虐なことが日常茶飯事ということだろうか。メキシコの人は怒っていい。怖くはない。怖いというよりグロい。いや、グロいというより汚い。これを作ったのがアメリカなら国際紛争ものだが、メキシコ製なのでいいのか。あんたたちって何なの?

フォロー・ミー
【1,200円】いろいろなことに挑戦しては再生数を稼ぐ人気ユーチューバー。知り合いに誘われてロシアにある脱出ゲームに参加することになり、仲間とロシアに行く。ゲーム会場のドアから入るのは主人公ひとりだけ。そこには各部屋に捕らえられパズルを解かないと死が待っている仲間がいた...よくあるエスケープ物かと思ったら再生時間の半分でゴールに到達してしまう。この先はどうなるのと思ったら意外な展開。ただ、オチがわかってしまうのが残念。予想どおりの衝撃のラスト。この場合、主人公は罪に問われるのか?

鳩の撃退法
【1,900円】映画館で観てるが謎解き部分がよくわからなかったので、プライムビデオが無料になったので再度視聴。最初から気をつけて見ていたので今度は理解した。ラストシーン、結局あの人は許されたのか許されなかったのか。あと、この本は出版できたのか心配になる。