無料PCR検査所

いまにも潰れそうな飲み屋が無料PCR検査所に代わって行ってる。検査一人に付き3,000円が入るとかなんとか。冷ややかな目で通り過ぎていたが、まさか自分が行くことになるとは...

第一章 娘が発症

時系列でまとめると

13日(金) 朝に37.4度。病院から支給されている検査キットで調べたら陽性。午後に38.7度
14日(土) 朝は37度台に下がっていたが夕方からまた38.7度
15日(日) 熱は37度台に下がり、夕方になっても上がる気配は無し
16日(月) 平熱。これがコロナの性質か、ワクチンのおかげか4日目で回復

第二章 私が発熱

17日(火) 女房が窓を全開で掃除をしていたので何時間も寒い状態に置かれる。経験からこれはヤバいんじゃないかなと思ったら、夜に熱っぽい。熱を測ったら37.0度。すぐに寝る。翌18日(水)、起きて熱を測ったら37.5度。めったに発熱しない私とすると高熱。家族に言って正午まで寝ている。熱を測ったら36.8度まで下がる。これでも私には高熱。私とするとただの風邪でもコロナでも葛根湯を飲んでじっとしているしかない。だが娘に「本人はそうでも、コロナなら空間隔離をしなければならないので家族の迷惑が格段に違う。白黒をはっきり付けるべし!」と言われたので無料PCR検査所に行くことにした。

第三章 無料PCR検査所 1回目

家からいちばん近い無料PCR検査所に行ってみた。ここはいつ前を通っても常連が3、4人しか入ってない飲み屋だった。緊急事態宣言とかまん延防止措置の間はずっと休業して休業成り金になった店。宣言が終わって、さあどうする?と思っていたら検査所に早変わり。コロナが続く限り延命措置が取られている店だ。中に入ったら

私「検査をお願いします」
係「熱はありませんね?」
私「36.8度、少しあります」
係「熱がある人は検査ができません。発熱外来に行ってください」
私「それってどこですか?」
係「どこも一杯みたいです」

なんだよそれ。熱がある人は検査ができないのか。なんのための検査所だよ。

第四章 無料PCR検査所 2回目

開けて本日。熱は36.0度の平熱。これなら文句を言われまい。昨日とは別の検査所に行く。アルコール消毒と手首の検温ができる機械。熱は「27.4度」、オレはもう死んでるじゃないか。検温を真面目にする気はまったく無し。

係「検査をしようと思った理由は?」
私「家族が発症したので」
係「それだとあなたは濃厚接触者になります。濃厚接触者の無料検査はできません」
私「有料だといくらですか?」
係「結果が2日後にわかるタイプだと5,000円、当日だと15,000円になります」

熱がある人はできない、濃厚接触者もできない、なんだよ無料PCR検査所の役割って。結局、どうでもいい人が保健所に来ないようにするためか。(テレビのワイドショーで不安を煽る→症状もなく濃厚接触者でもない人が検査所に行く→運営に税金が投入)の黄金ループかい! 以前にテレビで見た映画を思い出したよ。飛行機が墜落して女の子がジャングルを彷徨う。身体の傷にハエが卵を産み付けウジがわく。行政の制度に欠陥があると、そこにハエのように業者が群がり税金をかすめ取って行くのか。だったら薬局でキットを買って自分でやった方がいい。マツキヨに行って検査キットを買った。1,750円。ついでに葛根湯を買おうと思ったら在庫切れ。パブロンだけでなく葛根湯も中国人が買い占めているのか。同じマツキヨ系列のココカラファンに行ったら大量に置いてある。レジで「マツキヨは在庫がないので、これを目立つところに置いたら飛ぶように売れますよ」と教えてあげたのに、相手が薬剤師だったので「はぁ」って感じだった。商機を逃したな。家に帰って検査をしたら

   

陰性でしたとさ(赤線が2本出ると陽性)。絶妙なタイミングで風邪を引くんじゃない、オレ。