久しぶりに書いたPDCAサイクル

ついにやりやがった!

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第5波で、なぜ人流が減ってないのに収束したかがわからないまま同じ措置を取っても無駄だと思うのだが。この1年でわかったのが、医学者、とくに感染症の学者というのは自然科学(理学、工学)や経済学、マーケティングに携わっている専門家なら必ず持っている数学の素養が無いのではないかと思った。それが悪いとは言わない。もっと研究して欲しいことがあるからね。ただ多くの国民に影響を与えるような政策は感染症の専門家の意見だけ聞いてもダメなのはこの1年でわからなかったのだろうか。科学の姿勢というのは

(1) 仮説を立てて理論を作り予測する
(2) 調査や実測
(3) 予測と実測の差を検証
(4) 仮説や理論の修正(2に戻る)

これを一般的にしたのがPDCAサイクル。企業に勤めている方は実践されているか、聞いたことはあると思う。だが感染症の学者が書いた物を読むと(3)と(4)が無いんだよね。言いっぱなし。なので精度が上がってこない。それでもなるべくネガティブな内容の方がマスコミもネットも喜ぶから毎回取り上げられる。収入は上がるだろうが、学者としての名声は大事ではないのだろうか。

さて、1週間経ったのでグラフを更新した。

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陽性者と入院者の数。横軸を7月1日以降だけにして7日間の移動平均にした。第5波は入院者が頭打ちになっていたのが1月は陽性者について行っている。これは行政や医療機関の努力の賜物である。1月になってどちらの数も急激に上がっており、これに伴って重症者が増えているなら病床の逼迫を避けるために措置が必要という判断をするのもわかる。

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重症者は増えてはいるが第5波のように陽性者と同じカーブで増えてはいない。だがここで反論が出ると思う。いくら重症者が少なくても入院している人が多ければ病床は逼迫するのではないか? そのとおりである。だから肺炎の危険がある患者以外は入院させてはいけないのだ。と書くとまた反論が出るはずだ。陽性者を隔離しなかったら感染が広がるのではないか? そのとおりである。だから感染者、正確にはPCR検査の陽性者が増えることは気にしなければいいのだ。そもそも濃厚接触者に認定されない限り、また心配性の人以外は無症状の人は検査をしない。さらに熱が37度台で咳がちょっと出るくらいでは検査をしない人が多いと思う。だって陽性者であることが判明したら自分だけでなく家族や同じ職場の人も濃厚接触者の烙印を押され自由が制限される。なので実際の陽性者はこの数十倍、下手すると百倍以上いるのだろう。その人たちが獲得した免疫、および感染しても無症状の人たちの強固な自然免疫、これらの免疫の壁でウイルスは感染経路を失い第6波は収束する。科学的な根拠は無いが、グラフの形を見ると2月中には収束して卒業式はフルスイングで行なえると思うんだけどなあ。そしてそれは蔓延防止措置のおかげではない。