映画館で9月に公開の映画「さかなのこ」の予告編をやってたよ。さかな博士のさかなクンの半生を描いた映画。題材としてはいいと思う。あれだけエキセントリックな学者ってそうそうはいない。私が彼を好きなのは「お魚さんはこんなに可愛いんだから食べたらかわいそう」なんて言わないで、釣った魚を自分でさばいてバクバク食うところ。無駄な殺生はしないが、殺生をしないと生きていけないのが人間の性（さが）。だから食べる前に「私が生きるためにあなたの命をいただかせいただきます」と感謝を込めて「いただきます」と言う。生き物を殺さない、食べないっていうヴィーガンってさ、植物も生物であることから目を背けているよな。トマトを囓るとトマトは「痛てえ、うげえ、死んじゃう～」と思ってるかもしれないだろ。監督は「子供はわかってあげない」の沖田監督。うん、いい監督をアサインできた。そこまではいいのだが、さかなクンを演じるのがのんちゃん。たしかにボーイッシュな人ではあるから、ショートカットにして男性のふりをすればいいのか。予告編を見てみよう。
さかなクンになろうとも、男になろうともしていない．．．ふつうに女性。髪もロングのままだし。監督が「オレにできるのはここまでだ。あとは観客の努力次第だ。頼んだぞ！」ってか。ちょっとは寄せようよ。
