春のビデオまつり「BECKY/ベッキー」「ディヴィジョン」

この1、2週間で無料になった作品を見たがイマイチだったぞい。

ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~
【300円】 前作は人形のベビーシッターに雇われた女性の恐怖を描くものだったが、本作は息子が拾ってきた人形がヤバいやつだったという話。すぐに燃やせばよかったものを...

BECKY/ベッキー(字幕版)

BECKY/ベッキー(字幕版)

  • ルル・ウィルソン
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BECKY/ベッキー
【1,000円】母を失ってまだ心の穴が塞がってない少女。父親と一緒に別荘に行くと父の再婚相手とその息子を紹介され怒りのあまり外に飛び出す。そこに脱獄犯のグループが侵入し父親が殺される...「ナーメテーター」の映画でした。少女の優位点は地の利だけだが脱獄犯を一人ずつ血祭りにあげていく。痛快といえば痛快だが、彼女はキレるとヤバいとか、それなりの身体能力があるとか背景の説明がまったくないので物語が薄っぺらい。

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~
【1,200円】似た名前の映画が「死霊館」シリーズのスピンオフであったが、それとはまったく関係なかった。グアテマラの軍事政権による大虐殺の当時に将軍だった男は裁判にかけられるが証拠不十分として無罪になり怒った民衆が屋敷を取り囲む。その軟禁状態の中、一人の少女がメイドとして雇われる。そこから何かが狂い始める...ホラー映画だと思って見てしまったので肩透かしだったが作品としては悪くない。ホラー映画であるかのような宣伝文句も良くないと思う。

ディヴィジョン(吹替版)

ディヴィジョン(吹替版)

  • エロム・コルデイロ
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ディビジョン
【1,500円】1997年、ブラジルでは平均11分に1回の割合で誘拐事件が起こっていた。かといって怨恨や抗争ではなく身代金ビジネス。ただ警察内部に何人もの内通者がいて逮捕ができない。大統領候補の議員の娘が誘拐され、ついに誘拐班と麻薬班から選抜された特殊チームが乗り出すことになる...面白いんだよ。やっとアジトを割り出し救出に向かうと内通者からの情報で逃げたあとだったり、誘拐班と麻薬班の仲が悪かったり、身代金を払って娘を取り戻そうとする父親やそれに合意する警察上層部と、あくまで犯人を捕らえようとする主人公の対立だったり。ラストで内通者は全員が正体を隠し通して、主人公は過去の強引な捜査が原因で逮捕される。かわいそうすぎるので400円マイナス。

コンビニ・ウォーズ
【-1,900円】「痛快な映画」のリストに入っていたような気がしたんだがなあ。ひでえ作品だよ。せめて主人公の2人の女子高生が10代に見えてもっと可愛ければ300円くらいにはしたのに。