ひさしぶりにExcel

見たいグラフがどこにもないので自分で作ってみた。

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コロナの陽性者数、入院者数、重症者数、死亡者数を昨年の2月からグラフ化したものである。出典は厚生労働省のオープンデータ。陽性者と死亡者はその日に報告があった人数なので、入院者と重症者も当日の人数から前日の人数を引いてその日の増減にした。よって、上のグラフで昨年の8月、新たに入院する人より退院する人のが多いときはマイナスになる。同じく重症者も治るか死ぬかする人のが多いとマイナスになる。
陽性者のグラフを見ると4ヶ月から5ヶ月周期で山が来るのがわかる。緊急事態宣言もオリンピックも関係なく、勝手に増えて勝手に減っているのがわかると思う。グラフの右端、つまり今年の1月でグラフが跳ね上がっており、これが世間が騒がしい理由である。高さを比べると昨年の7月末、オリンピックのころと同じだろうか。陽性者が赤、入院者を緑のグラフにしてあるが2本のグラフしか見えない。これは重症者と死亡者が少なすぎてグラフの横軸と重なってしまっているからだ。そこでグラフの縦軸をプラスマイナス100にしてグラフを書き直してみる。

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青が重症者、灰色が死亡者である。見やすいように7日間の移動平均にしてある。4つのグラフの中で陽性者数は無症状の人の検査をどれだけやったかで変わってくるので実はあてにならない。死亡者は交通事故や癌で亡くなった人が陽性者だったらコロナの死亡者数に数えるので実はあてにならない。それでも変化を見る参考にはなると思う。入院者も検査が陽性で無症状でも入院している人と自宅待機の人がいるのでこれもあてにならない。そうなるとグラフの青線、重症者数がもっとも確かな数字になる。いまの第6波がどうなるともう少し様子を見ないとわからないが、昨年の7月末にはすでに重症者も跳ね上がっており第5波と同じ様相になるとは想像できないが1週間後にまたレポートする。忘れなければだが。先日のコメント欄で教えていただいた西浦教授の記事、

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昨年から一度も当たったことがない予想をする学者だが、もう一度よく読むとこの人は感染者数にしか興味がない。感染者が無症状だろうが重症化して死のうがそれは感染症の学者の専門外ということなのだろう。では私の予想。感染者は増えるかもしれない。無症状の感染者をどんどん入院させれば病床は逼迫するかもしれない。だが風邪の症状を超える中等症、重症、そして死亡者は増えない。