言うのは簡単、でもなんとかしなければ

こんな記事があった*1

  前代未聞の「危険な集中豪雨」が起こった理由

今回の西日本の豪雨、気象庁はこれが未曾有の豪雨になることを予測し警報も出していたそうだ。だがそれが行政、マスコミ、市民の行動にリンクしなかった。気象条件をいろいろ変えてシミュレーションをすると、ふつうは結果にバラツキが起こるそうだが今回だけはすべての結果が豪雨になったそうだ。なんでも沖縄付近の水蒸気を吸い上げて西日本に雨を降らすという自然のポンプができあがってしまっていたそうだ。だが無理もない。このところ「観測史上初」、「過去に例のない」、「最大級の」の大安売り。またいつものか、と思った人も多かったと思う。当然、うっかりしたことを言って外したときはマスコミは先頭に立って非難囂々、罵詈雑言の集中豪雨。だが、メカニズムはよくわからないが日本の気象はそういう環境になっちゃったんだからしかたない。予報が外れたら外れたで「ああ、予報が外れて良かった。助かった」と思えるくらいの覚悟を国民が持たないとこの先、生きていけないのではないだろうか。地震なんか予測不可能なんだから豪雨、豪雪、台風は予測ができるだけはるかに御しやすいはず。まずは行政、行政が動かないなら政治の力で「明日は市内のぜんぶの学校は休校、会社も出勤停止にしてください。公共交通機関は朝からすべて止めます。新聞もヤクルトも配達しません。旅行、出張で市内にいる人はただちに県外に出てください」くらいの宣言をしなければ変わらないと思う。