なんとも不思議な記事があった*1。
カーリング女子、銅メダルから一夜明け
藤沢五月「やってきたことは間違いでなかった」 吉田知那美「すべての感情が人生最高を更新した」
(中略)
藤沢「藤沢です。えー、昨夜、えー、ブロンズゲーム(3位決定戦)を終えて、えー、
最後に戦ったイギリス(英国)のチームも本当にすごくいいショットを投げて、
私たちもいいショットを投げて、本当にお互いどちらが勝手もおかしくないような試合を
最後までできたことを本当に誇りに思いますし、今ちょうど決勝をスウェーデンと
韓国チームがやってるのも、きっといい試合になってるんだろうなと思うので。
大会全体通して、すべてがあのー、いい試合ができたってこと、本当にチームとしても
誇りに思いますし、最後の最後にメダルを取れたってこと、本当にあのー、
私たちが今までこのチームでやってきたってことが間違いでなかったってことを証明する
一つの形にもなったのかなっていう思いで。まだメダルはちょとっないんですけど、
あのー、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」
全体的にグダグダなのと、この文字数で2つの文しかないのはしかたないのだ。話言葉とはこういうものだ。話したことを一言一句、文章にしても文章としての形が整っているのは池上さんくらいなのだ。ただ「えー」とか「あのー」はわざわざ活字にする必要はないだろ。この記事ってなんなのだろう。テープ起こしをコンピュータでやってそのまま記事にしたとか。あと、北海道の人は「本当に」をよく使うと何かに書いてあったが、本当に「本当に」が多いんだね。
吉田「吉田ちなみです。ええとー、ブロンズゲームは最後の相手のミスショットであのー、
勝ちが決まることになったんですけども、やっぱり、決まった瞬間は本当に勝ったのか負けたのか、
一瞬判断にあの、戸惑ってしまうくらい、あのー、分からない、パニックになってしまって、
信じられなかったんですけれども。
(中略)
んとー、悪いこともいいことも、プレッシャーも緊張も、あのすべての感情がこのオリンピックで、
人生の最高を更新したな(笑)というふうな、本当に濃い、あのー、そうですね、
ラウンドロビン(1次リーグ)からそしてブロンズゲームにかけてのゲームでした。
このチームでそれを経験できて、本当にうれしく思います」
これもそうだよ。むしろ「んとー」をよく字に起こせたな。この記事は口から発した音声をすべて文字に起こしているのだとしたら、この鈴木選手はいっさい無駄な音声が無いということか。