真夏の映画まつり「トリガール!」

きょうが封切りだったんだな。でも夏休みは終わった金曜日の最終回、ガラガラだったよ。この映画、クライマックスの琵琶湖での滑空は盛り上がるのだが、全体的にすごく惜しい。太鳳ちゃんはいままで続いてた「純真な良い子」役から、ちょっとダメなコミカルな役という新境地だったが、脚本なのか演出なのか全体の企画なのかいろいろ中途半端なんだよな。コメディ部分はもっとおかしくできたはずだし、熱血部分ももっと盛り上げることはできたはずだし。太鳳ちゃんが入部2ヶ月でパイロットとして出場し大記録を出すのも、ストーリーの作り方しだいで説得力を持たせられたはずなんだ。たとえば機体の設計では天才的な学生がいていままでも優勝できたはずなのに良いパイロットがいなかったとか。この映画、全国ロードショーなのに上映時間が1時間半。新宿武蔵野館や角川シネマの単館上映の作品ならともかく、全国公開で1時間半ってホラー映画くらいだろ。あと30分の予算が無かったのかもしれない。それにしてもなあ。監督は誰だ? 公式サイトで調べたら私の生涯ワースト3の「貞子3D」の監督か。ならしかたない