真冬のビデオまつり

今回は4本。
     
この人、変身(正しくは変装)する前は美人なのだが、変身してからが微妙すぎる。身体能力が異常に発達しているのはわかるが、その発達ぶりが半端ない。ほとんど糸のないスパイダーマン。ネコはあんなことできないぞ。まあ、そこは面白かったのだけど、戦う相手がショボすぎる。


     
タイトルは「山本エリ『復元可能性ゼロ』と化す」だって。Amazonビデオのレビューを書いている人が二人いて、一人は星5つ。もう一人は星1つ。極端すぎる、見る人を選ぶ映画だ。なんかクラウドファウンディングでお金を集めて作られた映画みたいだね*1。目標50万円に対して53万円を集めたんだ。やっぱこのくらいの金額だよね、舞原監督。全編をハンディカメラで撮影した、自主製作映画っぽい作り。実際そうなんだけど。昭和の薫りがする、かなり自己満足臭の高い、いかにもそれっぽい仕上がりになっている。私は嫌いじゃないよ。


     
これは面白い映画だなあ。園子温監督の映画にしてはスプラッターが無いと思ってたら、クライマックス以降は過去最大の出血量。このときまさにブレイク中の長谷川博己と、ブレイク前の星野源が出ている。あと二階堂ふみな。ってか、全員死んじゃうのかよ。


     
なんだこりゃ。上映時間11分。大学の映画研究会とか卒業制作の作品じゃねえの。こんなものがAmazonビデオに紛れ込んでいたぜ。もうちょっと掘り下げてせめて30分くらいの作品にしてくれよ。


     
封切られたときに時間が合わずに観に行けなかった作品。結果的に行けなくてよかった。作りはそれなりにしっかりしている。邦題は「複製された男」だが、複製されたのかどうかはわからない。自分にそっくりの人間(その人は家庭を持って普通の生活を送っている)がいることがわかったら、どのように反応するかをリアルに描いた作品。ネットで観た人の感想を観たら、あれは「クモ人間の侵略だ。なぜならあのシーンが...」とか「あれは片方の人が見た夢だ。なぜなら...」とかいろいろな解釈があるみたい。