ブラームス来日

こんなニュースがあった。

  「ザ・ボーイ」ブラームスが来日! 東京観光を楽しむ

また外タレが映画の宣伝に来日したのか。この「ザ・ボーイ」ってどんな映画だ?

  過去と決別するためアメリカからイギリスにやって来たグレタは、

  老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターを引き受けることに。

  しかし、その少年ブラームスは、人間サイズの人形だった。ブラームスを溺愛する老夫婦は、

  世話する際の「10のルール」を徹底して守るようグレタに言いつけ、旅行へと出かける。

  やがてグレタがルールを破ったことをきっかけに、人形に奇妙な現象が起こりはじめる。

ちょっと待て! ブラームスって人形じゃないか。ニュースをよく読んでみよう*1

  人形のベビーシッターとして雇われた女性が想像を絶する恐怖に見舞われるサスペンススリラー

  「ザ・ボーイ 人形少年の館」に出演している人形のブラームスが来日し、東京観光を楽しむ姿がキャッチされた。

あ、やっぱり。人間じゃないから、物だから来日って言わないだろ。搬送とかだろ。楽しむ姿って、楽しんでなんかないだろ。
     
楽しんでいると言えば言えなくもないような微妙な表情だ。

  少年サイズの人形ブラームスは、撮影用に4体が制作されており、今回来日した人形は、シリコーンのような柔らかい素材で、

  色々違った方向から照明を当てる事で、様々な表情を演出できる。

なるほど、この記事に付いている何枚かの画像は、たしかに顔の向きによって表情が違って見える。つうか、わざわざ浅草に行ったんだ。

  初来日を果たしたブラームスは、渋谷のハチ公前や109、スクランブル交差点での記念撮影はもちろん、原宿の竹下通りの散歩など、

  日本の若者文化を体験した。浅草周辺も訪れ、雷門やスカイツリーという定番の下町観光も楽しみ、そばと天丼も堪能。

     

  その後は、宿泊先となる新宿シネマカリテに7月31日まで展示される予定だ。

堪能というより、量が多くて呆然としているように見える。それ、成人男性でもけっこう多いから。宿泊先って、映画館のロビーに飾られるだけだがな。でもこういうシャレっ気は嫌いじゃない。

  アメリカ出国時と日本入国時の2度にわたり空港で厳重チェックされ、本来の日程より到着が大幅に遅れた。

なんでチェックされんだよ。覚せい剤を入れるのはクマのぬいぐるみだろ。せっかくだから予告編を見てみる?
     
最後の方に「先入観に騙される ジャンル・スイッチ・ムービー」って出てくるけどどういうこと? ホラー映画に見えて実は違うのか。怪異現象はすべて何かの意図で人間がやっているミステリー映画とかね。でもそんなのは良くあるだろ。じゃあ、あれは人形ではなくて別の天体から来たエイリアンというSF映画だとか。うーん、ちょっと見てみたいぞ。調べたら単館上映のレイトショー、しかも上映は3回だけ。あの狭いシネマカリテ、3回だけ満員になっても興行収入は50万円も行かないじゃないか。ブラームスくん、郵送されたのならともかく、誰かがアメリカから持ってきたら交通費と宿泊費も出ないよ...