好感度オバケ

こんな記事があった。

  「新・好感度オバケ」DAIGOが愛される理由−嫌われず、男も癒やす4つのポイント−


  去る4月29日、熊本の地震災害で日本中が自粛ムードの中、DAIGOさんと北川景子さんが結婚披露宴を行いました。

  自作のプロポーズソング『KSK』(結婚、して、ください)が感動を呼ぶなど、芸能・政治関係者約500人が集った披露宴は大成功。

  ほぼすべての情報番組で好意的に報道されたほか、ネットでの反応も祝福するものばかりでした。


  DAIGOさんが順調なのは、プライベートだけではありません。今春からMCを務める3つの番組、『7時にあいましょう』(TBS系)、

  『ライフUP』(NHK)、『セノビタビ。』(フジテレビ系)がスタートするなど、まさに順風満帆。


  かつて、「好感度オバケ」と言われたベッキーさんが不倫騒動でバッシングを受ける今、そのフレーズが最もふさわしい存在となっています。

  竹下登元首相の孫で裕福な家庭に育ち、夢だったミュージシャンになり、美人女優と結婚するなど、とかく反感を招きかねない点が多いにもかかわらず、

  DAIGOさんが「誰からも好かれる」「ほとんど嫌われない」のはなぜなのでしょうか? ビジネスマンも見習いたい4つのポイントを挙げていきます。

出典は東洋経済オンライン*1。すごく長い記事なので興味がある方は読んで欲しいが、もしかすると会員登録(無料)をしないと読めないかもしれない。ビジネスマン向けのサイトなので、DAIGOから処世訓を学ぼうというものだ。重箱の隅をつついて揚げ足をとるサイゾーとは正反対のスタンスだ。この4つのポイントとは

  1.ゆるさとヘタレ(過度なウケ狙いのあざとさを感じさせない)

  2.秘めた熱さと受容性の高さ(無茶な役割やオファーもまずは受け止めて、やれることをしようと考える)

  3.浮き沈みの多い人生を隠さない(良きも悪しきもほとんど隠さず自然体でつい正直にしゃべってしまう)

  4.さわやかで主張のないルックス(「一部の層から凄く好かれる人」よりも「誰からも嫌われにくい人」)

たしかにな。北川景子との第一報に接したとき、「なに?! DAIGOだと! ...ま、いいか」だったもんな。娘も爆笑しながら「ねえねえ、知っている? 北川景子とDAIGOが付き合ってるんだってさ。ハハハ」と私に知らせに来た。しかし、私はDAIGOの歌を披露宴で初めて聞いたよ。これに対しては3の中でこう解説している。

  DAIGOさんは、大物政治家の孫として裕福な家で育ったものの、ミュージシャンとしては鳴かず飛ばず...

  長年の苦境を打開するためにタレント業をはじめて、知名度は上がりましたが、

  同時に「一発屋になるかもしれない」という悩みを抱えることになりました。

  さらに、最も熱望しているバンド・BREAKERZのヒット曲はいまだありません。

  このような浮き沈みの激しい人生や苦労を自ら話せるのがDAIGOさんの強み。

そうそう、このBREAKERZって何のことだかわからなかったものな。もちろん1から4はやろうと思ってすぐにできることではないが、織田信長坂本龍馬になるよりは現実的のように思う。記事ではこれに加えてこう書いている。

  DAIGOさんはテレビ番組に出演し始めたころ、どんな相手に対してもチャラい若者言葉を使っていましたが、今ではほとんど使わなくなりました。

  しかも、突然キャラを変えて若者言葉を封印したのではなく、徐々にシフトしていったのです。

  それが意図的なのか、素直さによるものなのかはわかりませんが、どちらにしても見事であり、

  ビジネスマンのみなさんにはぜひ参考にしてほしいのです。

見事って書いてあるよ。相手との関係性の変化によって接し方も変えていく。「DAIGOさんのように、最初にスキを見せてから徐々にしっかりとした対応を増やすのもいいし、逆にしっかりとした対応から徐々にスキを見せるのもいいでしょう」、なるほど。私はスキだらけだからしっかりしないとな。もう遅いか。この記事は最後にこう結ばれている。

  披露宴で歌ったプロポーズソング『KSK』を「商売」としてリリースすることに一部で批判の声が挙がっていますが、

  DAIGOさんの好感度を考えると、それも一時的なもので終わる気がします。

  どんなバッシングの声が挙がったとしても、DAIGOさんの姿をテレビで見れば、「この人に悪意はない」ことがわかるはずですし、

  タレントやミュージシャンの仲間が擁護に回るでしょう。「それくらい好感度の高さは、自分を守る武器になる」ということであり、

  公私ともに過ごしやすい環境を手に入れるためには欠かせないものなのです。

プロのミュージシャン、自分が作った歌をリリースしてなにが悪いと私は思うが「好感度の高さは自分を守る武器になる」。うーん、20代のときにこれを知ってたらなあ、と思う敵だらけの私であった...