イベントの5W1H(その4)

さあ、この特集も最終回。なにか一つでも参考になる点があればうれしい。最後は「What?」。
【What:何をするの?】
DVDを1枚買ったときの特典は私服の撮影30秒+サイン+握手だ。1枚目から水着や下着のケースもある。あとコスプレっぽい服装のこともある。これは画像を載せたから見てるね。最初は近くに寄ってもいいのを知らなくて遠くから撮影をしてやたら失敗したが、彩城ゆりなのときに「こんなにそばまで来ていいのか!」とほかの人を見て初めてわかった。もちろん顔の真ん前にカメラを持ってきて鼻の穴を撮ったら注意されると思うよ。グループ撮影のときは、いっしょに撮影をするほかの人の迷惑にならないようにと思うととにかく焦る。そばに寄ってもいいのだから、私のように未熟なカメラマンはズームを使わないで自分が前後した方がいいと思う。あと腕に自信がない人はバストショット中心で撮影した方が良い写真が撮れる。これにもっと早く気がつけば良かった。とくに水着や下着の場合、全身を撮影したい気持ちはわかる。だが全身像をかっこよく撮るのは意外と難しいのと、特殊な女優さんたちはたしかに胸は大きいのだが全身のプロポーションはモデルやふつうの女優に劣る。そこで勝負をしている人たちではないのだ。なお、撮影はデジカメか銀塩写真のみ。スマホや携帯は基本的にはNGだが、彩城ゆりなのときはスマホがOKだった。たぶん動画を撮られたくないからだと思うが、最近のデジカメは動画も撮れる。
サインについては昨日の記事で書いた。サインは色紙か写真だが、色紙を選んだ方がいろいろ書いてもらえる。書き込みが多い色紙の価値よりも、その方が滞留時間が長いので良いと思う。あと特殊な女優さんたちのイベントは進行が緩いというか、それほど細かいことは言わないので、自分で用意したサイン帳とか、DVDのパッケージを外してその裏面に書いてもらうこともできる。さすがにTシャツとか自分の皮膚はダメだと思うが。
最後にサインと、おまけの写真(が無いときもある)を渡されて握手。このサインを渡されて握手なので両手で握手をするには渡されたばかりのサインをテーブルに置かなければならない。握手があるのを忘れていて、いきなり手を差し出されて焦るのでそこまで気が回らない。片手のことが多かった。あやね遥菜のときは手を握ってから「お仕事をなるべく長く続けていただけるとうれしいです」と私がしゃべったので、その間、あやね遥菜は私の手をずっとスリスリ撫でてくれていた。この人はチャイナドレスだったが、撮影会のときにしゃがんだポーズでわざわざ裾をめくってパンツを見せるなどサービス満点なのだが、正直、引いた。
これがDVD1枚の特典。2枚になるとツーショットのチェキ、3枚だと水着や下着の撮影のときもあるし、2枚で水着や下着の撮影、3枚でそのかっこでツーショットのチェキのこともある。最後の佳苗るかはサイン会が2枚、その代わり最初から下着でツーショットは自分のカメラという変則パターンだった。もちろん人によるが間近で水着や下着を見ても意外に楽しくないぞ。相手は自分の娘より年下の女の子、痛々しさのが先に来てしまう。
あと私は参加したことがないが「マニアックイベント」というのがあって、クリアファイルごしにキスをする、女優さんがなめたチュッパチャプスをくれる、膝まくらで写真を撮ってくれる、etc。こんなのダメだろう。女優さんが気の毒だ。せめて友人3、4人で行ってまわりで囃し立てながらやるならいいが、一人で黙ってやるのは想像しただけで怖い。
自分で行ったことはないが、テレビで見るアイドルの握手会ってフォーマット化してるだろ。「こんにちわーー!」「ありがとうございまーーす!」「がんばりまーーす!」みたいな。このジャンルの女優さんたちはそれが無くて、おもてなしが70%、人と話すのが恥ずかしいが25%、困惑が5%なのがすごくいい。ぜひ異世界の体験ということで読者のみなさんも行ってみて欲しい。あやね遥菜のとき、レジで対象賞品を買おうとしたら、前に並んでいたのが20才前後の女性でびっくりした。誰のDVDかわからなかったのが残念だったが、時代はそこまで来ているのだと思った。最後に私からアドバイスを。

  1.どんな客がいても気にしない。向こうもこっちを気にしてない

  2.撮影に自信がない人はバストショット中心で

  3.備えあれば憂いなし、事前の情報収集を忘れずに

  4.制限時間に厳しくない。サイン会はがんばって引き延ばそう

  5.みんな礼儀正しくて真面目な人。こっちも敬意を持って接しよう

報告を待っているぞ