GW映画まつり「エイプリルイミテーションラン」

GWに出勤した代休を取って映画を観てきたよ。
     
これを見たかったんだけどタイミングを逃していつも行く映画館では終わってしまった。幕張のイオンで午前中だけやっているので行ってきたよ。映画が9時40分、イオンが開くのが9時。15分くらい前に着いちゃって、開店と同時に中に入る。幕張にできた巨大なイオン。土日は人でごった返しているそうだが、平日の開店直後なんか誰もいないわけよ。店員が店の前に立って、入ってきた客に「いらっしゃいませ」とお辞儀をするんだよね。私は頭では必要ないとわかっているのだが、お辞儀をされると身体が勝手にお辞儀をしかえしちゃう。ペコペコしながら通路を歩く。あー、めんどくせえ。コンピュータ工学を勉強したことがある人なら誰でも知っているチューリングチューリングマシン。ただチューリングはプログラムを解釈しながら演算を進める機械、つまりチューリングマシン(いまのコンピュータね)を提唱しただけで、実際にそれが作られたのはもっと後になってのことだが、この映画はチューリングがマシンを作ってドイツの難解な暗号「エニグマ」を解読する話。このエニグマを解読する話は読んだことがあるよ。アメリカのフリードマンという学者が中心になったプロジェクトじゃなかったかな。映画はそこそこ面白いのだが、なんか浅いんだよなあ。
     
2本目はこれ。引退したんだか、役立たずになったヒットマンが、事件に巻き込まれ命を狙われるはめになった息子を守るためマフィアと警察を敵に回して街中を逃げ回りながらボスを倒す話。このパターンの映画、つねに1本は公開されているよね。
     
3本目のこの映画は予告編を見たこともなく、ポスターを見たこともなく、たまたま映画.comの数行の紹介を読んだら私が好きそうな映画だったので見てみた。4月1日の24時間に起こった7つの出来事が交互に進み、分裂したりくっついたりしながらラストに向かっていく。この作り方だとひとつのエピソードは合計すれば15分から20分のショートムービーになるでしょ。そのくらいの短さならそれほど力のある人ではなくてもそこそこの脚本は書けるわけよ。それを細切れにして少しずつ見せるとまあまあ面白い作品にはなるのだよね。ただ奥田英朗が書く群像劇のようにすべてのエピソードとすべての登場人物がラストでビタッとひとつにはならない。そこまで作れれば佳作になるのだが。コミュニケーション障害の戸田恵梨香がかわいかった。