献血をした。べつに私が献血マニアとか、博愛精神にあふれているわけではない。献血をするともらえる、自分の金では買う気が起きない高級ハミガキを女房がお気に入りで、会社で団体献血があるときはそれをもらってくるように女房から厳命が下されているのだ。自分が行け!
献血って、昔は血液型だけ調べてすぐに採血だったが、いまはすごいぞ。過去半年で病気にかかったかとか、アフリカに行ったことがあるかとか、何年から何年の間にイギリスにいたかとか、いろいろな質問に答えなければならない。それから血液検査のための採血をして、血圧を測って、なんだかんだで1時間くらいかかる。やはり簡単には高級ハミガキはもらえないのだ。台に寝て献血が始まると、紙を渡されて目を通すように言われる。
6ヶ月以内に次のいずれかに該当することがあった方は、必ず本日中にお電話をください。
ご連絡いただいた方のプライバシーは確実に守られますのでご安心ください
なんだよこれ。チェックポイントが5項目あって、
(1) 不特定の異性または新たな異性と性的接触があった
(2) 男性どうしの性的接触があった
(3) 麻薬、覚せい剤を使用した
(4) エイズ検査の結果が陽性だった(6ヶ月以前も含む)
(5) 上記(1)〜(4)に該当する人と性的接触をもった
(1)は風俗に行った人が該当者だが、(2)から(5)はすげえな。献血をすると10万円もらえるならともかく、1時間近くかかって、痛い思いをして、ご褒美が高級ハミガキ。それだけのために(2)から(5)に該当する人は献血なんかしないだろ。それでも献血をしちゃう人は絶対に連絡しないと思うぞ。