いよいよ最終回。1年間ありがとう! 泉里香がレギュラーになったと知ったときの衝撃。動く泉里香をひさしぶりに見た興奮。白いブラウスの向こうに確かに存在するきょにゅうの歓喜。途中からめったに出なくなったときの慟哭。大事な回の録画を失敗した絶望。全国のちびっこ諸君、元ちびっこ諸君、見てたか? 10年前に浜千咲に感じた僕らの思い、「浜千咲は意外と背が高い」「浜千咲は意外と演技が上手」「浜千咲は意外と胸が大きい」、それらの延長線上にたしかに泉里香は存在したよ。
兄「私は光実のことを何一つ理解してやれなかった...兄失格です」
姉「私だって紘汰のことをぜんぶわかってたわけじゃない」
姉「そういうものですよ、兄弟って」
兄「・・・・・」
兄「彼には本当に大きな借りができてしまいました」
姉「紘汰は自分が進むべき道を見つけたんだと思います」
だから、これでよかったんです」
姉ちゃん、あっさりしてるな。だが男の子はいつか巣立って行くものだ。家族ができるのは見送ることだけだ。でも弟は別の天体だからな。巣立つにしてもちょっと遠すぎる。動画をアップしたので見て欲しいが、同じアングルで二人を映すだけの単調なシーン、泉里香は横顔しか映らないが、自分が話すときだけでなく、兄の話を聞いているときの表情の変化や姿勢、手の動きなど細かい。こんなところまでいちいち演技指導はないだろうから泉里香の「力」なんだろうな。それにしても姉さんはこれからどうするんだろうな。とりあえず、この兄さんが経営者である会社の社員なので生活に不安はない。きっと厚遇してもらえるのだろう。だがさっきからずっと私の胸にある疑問、こんなことを言うのは興ざめであるとわかっていても書かずにはいられない。
この二人、面識はないはずだぞ!
ドリアンが新作のケーキを持ってくる。
ドリアン「こちらはお得意様へのサービスです」
姉「まあ、素敵!!」
まあ素敵って、見た目はふつうのケーキだけどな。では泉里香がケーキを食べるカットの連写で1年間のライダーのレポを終了しよう。