どうでもいい話。

コルトンの中にある大きい本屋で、あれはなんと言うんだろう、「美人画」かな。素敵な画集があったわけよ。でもかさばるし女房に見つかったら「こんな無駄遣いして」と怒るだろうから断念してそのまま忘れていたのだよ。今月号の「本の雑誌」で取り上げられていて書名と作家がわかった。
     

池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福

池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福

どう? 表紙からしてぐっと来ない? この人のサイトが見つかった*1。モデルごとに分かれていて、私は画集の表紙にもなっている「MANAMI」さんがお気に入りだよ。これはいいなあ。昭和の薫りがするよ。かといって大正や明治ではない。平成でもない。なんだろうね、エロスとは違うんだよね。萌とも違うんだ。表情がモデルの表情ではないんだよね。けっして無防備な表情をしていない。この女性の体温とか、変な意味では無くて体臭が感じられるような。カテゴリだと「日本画」だろうね。作者は1965年生まれと書いてあるのでまだ若い。日本画の伝統はちゃんと受け継がれているんだね。