2月に読んだ本

オーブランの少女 (ミステリ・フロンティア)

オーブランの少女 (ミステリ・フロンティア)

時代も場所もいろいろの、少女が主人公の短編集。どれも美しく残酷な話であり、そもそもいまはいつで、ここはどこで、この少女たちは何者なのかが謎になっている。そして時代背景や場所がわかると納得する仕掛けになっている。


首折り男のための協奏曲

首折り男のための協奏曲

長めの短編が4つ。表題になっている1作目はどこかで読んだぞ。「Story Seller」に載っていたのか。


短編の名手である著者の日本オリジナル短編集。このハヤカワポケットミステリ、読んだことはなくても見たことはあると思う。アメリカのペーパーバックの日本版で、新書サイズ、黄色っぽい紙、上下2段組でぎっしり活字が詰まっている。文庫本や単行本だと買ったときに、これは何日くらいで読み終わるか想像できるのだが、このシリーズはあまり読んでないこともあり予測がつかない。これもそれほど厚い本ではないのだが、読破するのに1週間かかった。


民主党はなぜ、日本を壊したのか (扶桑社新書)

民主党はなぜ、日本を壊したのか (扶桑社新書)

kindle版で読んでみた。社会主義者が持っている「破壊衝動」を脳科学で解き明かし、レーニン毛沢東帝国陸軍日教組田中角栄民主党を例にして解説する。理性は感情に先立つものでは無くて、理性は感情の後からついてくる。よって憎悪がモチベーションになっている人の行動は要注意であると。あらためてこの狂人の集まりの党を振り返ると、よく3年間も日本が持ちこたえたと思う。ところで、いまATOKで「きょうじん」を変換しようとしたらできなかった。差別用語的な配慮かもしれないが、病気の人には「狂人」という言葉は使わないと思うぞ。


賢者の本

賢者の本

なにかのシンポジウムだかセミナーの講演集。まともに解説するとそれだけで1冊の本になってしまうような話は駆け足の概要になっていたり、あまりに感性に訴える内容だったり、興味深く読めた話は意外と少なかった。

2月は電車で座れるとひたすら寝ていたり、「小さなおうち」をkindle版で読み直してみたりで冊数が伸びなかったな