偽装

ある会社にて。

  社員A「部長、うちはだいじょうぶでしょうか?」

  部長 「なにがだ?」

  社員A「産地や材料を偽っていたことをカミングアウトするのがブームになってます」

  社員B「いまならめだちません。やるならいまです」

  部長 「うちは多国籍企業だ。日本だけの問題では収まらないだろう」

  社員A「そもそもあれを『ハンバーガー』と呼んでいいのかずっと疑問に思ってました」

  部長 「おまえ、なんてことを! まあ、俺もフレッシュネスバーガーしか食わないけどな」

  社員B「アメリカの本社に問い合わせてみますね」

  (小一時間経過)

  社員B「回答が来ました」

  部長 「なんて言ってる?」

  社員B「そういうことを気にする人はモスバーガーに行くからだいじょうぶだと」

  社員A「よかった〜 .....なんか複雑な気分です(泣)」

  部長 「俺もだ(泣)」

  社員B「.....♪せかいのことば〜♪.....」

もうブームとしか言いようがない。車エビが実はなんとかエビで、芝エビが別のなんとかエビでも実際のところ気にしないよ。てか、私なんかそんな厳密な定義なんかなくて、中くらいのを芝エビで、大きいのを車エビと呼ぶのだとずっと思ってた。料理に変なカタカナの名称を付けるより「車エビ」でいいじゃないか。問題があるなら「車エビ的な」でも私は許す。ただ産地の偽装だけは厳しく取り締まって欲しい。