気象庁分析検討会

数週間前から気象庁の技官、気象の権威である学者たち、各研究機関のスタッフにより検討会が開かれていた。

  「これだけのデータではわかりません。あと4,000箇所のデータを集めてください」

  「フィリピン沖など数十箇所の海面の測定が必要です。

   海上保安庁自衛隊、民間の研究機関にも協力してもらい直ちに調査隊を派遣してください」

  「人工衛星からの写真がもっと必要です。JAXA、場合によってはNASAにも要請して気象衛星を2、3個打ち上げてください」

  「あの・・・いくらかかると思ってるんですか」

  「国家の存亡にかかわる一大事です。必要なだけ国債を発行させてください」

  「これだけのデータを分析するにはいまのコンピュータでは足りない。

   スーパーコンピュータをあと5、6台追加してください」

こうして金と時間と人を湯水のように使った研究の成果が本日発表された。




  この日開かれた有識者による同庁の分析検討会は、

  今夏の猛暑や豪雨を「異常気象」と結論づけた *1

そんなこと、7月からわかってたわい!