Ryzen Threadripper 3990X

こんな記事があった。*1

将棋界で快進撃を続ける藤井二冠は棋譜の分析のためのパソコンを自作することで知られているが、9月10日付の中日新聞に掲載されたインタビューで、〈最新のはCPUに「ライゼンスレッドリッパー3990X」を使っています〉と明かした。
CPUはコンピュータの頭脳にあたるパーツだが、藤井二冠が名前を挙げたのは今年2月に発売された最新モデルで、お値段なんと約50万円。通常の家庭用パソコンのCPUであれば価格は2万~3万円程度である。
この高級品が「将棋の分析に最適」と評するのは、今年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した将棋AI「水匠」の開発者である杉村達也氏だ。
「CPUの性能で読みの速さが変わります。家庭用パソコンのCPUが1秒間に約200万手読むのに対し、藤井二冠が使っているCPUでは30倍の6000万手読めます。短時間でより多くの局面を検討できるので、効率よく研究できます」

CPUだけで50万円ってそんな製品あるのかよ。Amazonで調べてみると

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マジかあ~

64コアって...私のPCの9倍。CPUだけで1kg弱。消費電力280Wって加湿器なみだ。別の記事によるとメモリが256GBらしい。256MBじゃないよ、HDDの容量じゃないよ、メモリが256GBだよ。これを加えると洗濯機なみの消費電力になると思う。50万円のCPUに256GBのメモリを付けてHDDだかSSDも数テラなんだろう。発熱量がハンパないから下手すると水冷だったりして。なんだかんだ全部で軽く100万円を超えるよね。でも藤井くんの年収を考えると私が10万円のパソコンを買うくらいの出費なのか。すごいぞ、藤井くん。藤井くんならAMDIntelに声をかけて「どっちにしようかなあ」って言えばタダで持ってくると思うけど。