ウェザーガールズ「ウェザーガールズに会いに行こう The Final」(その2)

12月23日、番組の開始は16時だが最終回のきょうは超満員になるはず。といっても100人にも満たないが。とにかく早く受付を済ませた方がいい。受付開始の12時に行こう。
【12月23日 12:00】 いつも観覧券を買う受付に列ができている。1時間ごとに番組が始まるので全員がウェザーガールズではない。なぜかその右側、スタジオへの入り口にも列ができている。どっちに並べばいいのだ? ふつうに考えたら左側だろう。右側は早い回の入場者ではないのか? 心配なので列の最後尾の女性、ベレー帽をかぶったおしゃれな人に「ここは観覧券を買う列ですか?」と聞いてみた。「はい、そうだと思います」とやや引き気味に答えてくれた。待つこと15分。やっとカウンターの前に来る。「ウェザーガールズはあっちの入り口です」なぬ〜〜〜、そんなことどこにも書いてないじゃないか。貼り紙をしておけよ。
【12月23日 12:15】 今度は右側の列に並ぶ。これで15分のロス。そうか、いつも顔を見る常連は12時前から並んで私が行ったときはもう受付を済ませているのでわからなかったのだ。その常連は観覧券を買ったらさっさと飯を食いに行けばいいのに、なんでスタジオの前にたむろしているのだ? と突然にマネージャーを先頭に1列に並んでウェザーガールズが来る。全員おそろいの白いコート。よかった、コートを買ってもらえたんだね。こんなことが心配になる芸能人もめずらしい。そうか、常連は入り待ちをしていたのか。「ハイジャ〜ン」「ニュウニュ〜ウ」「ミア〜」「エ〜ス〜」と声がかかる。私は恥ずかしいので小さく手を振る。が、誰にも気づいてもらえず。だって、小さく手を振ったから*1。しかし華やかだ。スタジオの前で待っていると出番が終わったり、これから放送に入る日本のマイナーアイドルが出入りするが、その子たちとは輝きが違う。セーラー戦士たちもこうなのだろうか。そうあって欲しい。
ここで、この後のレポのために説明をしておく。ウェザガヲタたちの嗜好は基本的には

  7人全員が好き。どうでもいいメンバー、嫌いなメンバーはいない

だが、その中でもいちばんということでは

  ・最年少でわかりやすい美少女タイプのニューニュー、エースは特に人気

      

  ・一度でもイベントに参加すると、思わず引くくらいフレンドリーなハイジャンが好きになる

     

  ・高年齢層のファンには最年長のミアとユミが絶大な人気

      

  ・日本語堪能でしっかり者のミニちゃんは尊敬とか崇拝の念をこめてみんなが好き

     

  ・キャラが薄いダラちゃんは「忘れないようにしよう」と、みんなが必要以上に好き

     

と結局は全員が好きなのだ。
【12月23日 12:20】 さて、私の番になった。ここまでで20分のロス。今回は公開放送の観覧がいつもどおり1,000円。その後に行なわれるサイン会はCDの予約が必要で送料込みで1,700円。あとから家にCDが送られると困るし、私が欲しいのはDVD付きのやつなので観覧だけでいいや。と思ったら「きょうは観覧のみはありません。みなさんサイン会に参加していただきますので、この紙にCDの送付先を書いてください」だって。なんだよそれ。紙を持ってまた列の後ろに。段取り悪すぎだろう。手前で紙を配れよ。
【12月23日 12:30】 結局、手にした観覧券は55番。30分のロスが痛かった。だが、前回は90分前に来て53番。今回は3時間半前で55番。これはたいへんなことになった。観覧券を受け取り、誰のサインをもらうかを決めるため箱に入っている紙を引く。ダラちゃんだ。
     
誰でもよかったのでダラちゃんで不満なし。ダラちゃんは実物を見ると写真や動画で見るよりずっと美人なのでびっくりする。可愛いというより発展途上にある美人。しかも色白で巨乳。どんとこい! 係の人から「みなさんに送辞を読んでいただきますのでこれを見ておいてください」と冊子を渡される。なんだよそれ。
出口によく見かけるヲッサンが立っている。

  男「サイン会は誰でしたか?」

  私「ダラさんです」(券を見せる)

  男「よかったら交換してもらえませんか?」

と「ユミ」「ミア」と書かれた券を見せられる。そうか、この人はサイン会(=CDの予約)を7人分買って、ダブった人のを交換してコンプをめざしているのか。私は誰でもよかったので、この人を助けるためにダラちゃんをミアちゃんと交換する。よかったな、ヲッサン。あと一人がんばれよ。手持ちのカードは「ユミ」。年齢の高い人を狙えば簡単にコンプできると思うぞ。
【12月23日 12:40】 さて、集合まで3時間以上あるので神保町に行こう。私は秋葉原にいるとどんどん疲れる。エナジーが吸い取られる。この後の握手会やサイン会のためには私のサンクチュアリである神保町にいって充電だ*2
【12月23日 13:00】 愛読書の「本の雑誌」の神保町特集で、神保町に勤めている人お勧めのつけ麺屋が載っていた。これは確かなのではないか? 商用のグルメガイドは結局は有料の広告になっている。でも地元で働いている人がおいしいと言っている店ならまちがいない。駿河台の交差点に近い店の2軒のうち、1軒は並んでいる。おいしいラーメンは食べたいが並んでまで食べたくないのが私の主義だ*3。もう1軒に入る...まずい...これはおいしくないぞ、神保町で働いている人。しかも量が多い。これは最悪だ。店名は書かないのが武士の情けだ。自分の店だと思う経営者はただちに改善を図るように。駿河台の交差点から小川町の交差点に向かう道にある何件かのラーメン屋の1軒だ。おまえだよ、おまえ。その後、東京堂へ。最近、ここが気に入っている。三省堂は本が多すぎる。書泉グランデは置いてないジャンルがある。東京堂の本の量がちょうど良い。
【12月23日 15:00】 時計を見たら九段下の方まで足を伸ばす時間がない。裏道にある、元珈琲館だった店に入る。さっきの受付でもらった送辞の原稿を読む。@TV第1回目からいままでの思い出を、観客とMCのあきげんが掛け合いで言うわけだ。うん、これはなかなかいい。で、観客のところはどうするの?

  ・「全員」と書いてあるところは全員で声をそろえて言っていただきます

  ・番号が書いてあるところはお一人ずつ言っていただきます

一人ずつって、やだよ、そんなの。泣いちゃうかもしれないじゃないか*4。よく見たら、一人ずつの部分を言う人は志願者だ。練習をするので1時間前に集まれって書いてある。すげえな、ウェザーガールズに対するヲタの忠誠心をあてにした企画だ。10人くらいは志願するのだろうか。さあ、時間だ。秋葉原に戻ろう。
【12月23日 15:40】 スタジオの前には60〜70人が集まっている。ほとんどは見た顔だ。みんな、公開放送が終わってしまい残念だったな。私も残念だよ。常連さんは予約イベントが皆勤賞なのだろうな。2月発売のCD、すでに10枚くらいを予約済み。これから2月まであと何枚を予約するのか。がんばれよ*5。これから受付をする人がどんどん来るので最終的には100人近くになるのではないか。ここは入場のとき観覧券を入れるために首から下げるストラップを受け取る。すでにストラップを下げている人は1時間前に来て送辞の練習をした人だ。って、多いよ。30人近くいるよ。おまえらどんだけ協力的だよww 10分前になり入場が始まる。いつもは係の人が出てきて「では20番から29番の方、お入りください」と言うのだが、きょうは「お客様どうしで番号をお確かめの上、お入りください」だって。どこまで放置だよ。100人近くいるんだぞ。しかたないので客同士が番号を言い合って列を作る。よかったな、ここが日本で。中国や韓国ならパニックになっていたぞ。「オレは1番!」と言う人が50人くらい出てくる。まさかこんな場所で日本人であることを試されるとは思わなかった。
【12月23日 15:55】 放送開始5分前、全員が席につく。前回と同じでほとんど前が見えねえ。いいんだ、きょうはウェザーガールズ全員にお礼を言うのと年賀状を渡すのが目的だから。壁に放送が大きく投影されるので、それを見ながら、ときどき前の人の隙間から見える彼女たちを交互に見るわけね。あきげんが登場。送辞の要領を説明する。

  石井「『全員』と書かれたところを皆さんで読んでください。紙を見ながらでいいですからね。

     よろしくお願いします。ではちょっとやってみましょう。○ページの○○番からです」

  秋山「じゃあ、オレがやるよ」

  全員「オレやるよ」「オレやるよ」「オレやるよ」

  石井「じゃあ、オレやるよ」

  全員「どうぞ」「どうぞ」「どうぞ」「どうぞ」「どうぞ」

  石井「なんでやねん」(足を鳴らす)「ドン」

  全員(飛び上がる)「ドン」

  石井「はい、ありがとうございます(笑)」

まさかこのギャグを自分でする日が来るとは。練習をしているうちに放送開始時間が過ぎる。ネットの前の人は放送事故かと思っているだろう。
【12月23日 16:03】 ウェザーガールズが後ろの出入り口から客席横の通路を通って入場。みんなクリスマスコスだ。

     

     左からハイジャン、エース、ダラ、ミア

     

     左からミニ、ユミ、ニューニュー*6

着る人が着ればエロいコスなのだが、全員が持っているイロモノ臭、台湾人独特の野生、さらに高年齢高学歴から来る一定の気品のおかげで、ただただ微笑ましい。ミアちゃんなんかほとんどネグリジェ。エースはいろんな点でなんか変だ。ダラちゃん、かわええ。彼女は髪型で損をしているよな、ぜったいに。台湾では良家のお嬢さんなんだろうな。あ、サイン会はミアちゃんと交換したんだった。この事実はあとで出てくるから覚えておいてね。全員が席についてカウントダウン。
【12月23日 16:05】 放送開始。きょうのレイアウトはこんな感じ。
     
最初はいつもどおり全員が自分の日記を読む。そのあとは過去にやったコーナーの再現ということで「ウェザーガールズ裁判」。まあ興味がある人はネットで探して見てくれ。いまさら新しい企画を考えるのがめんどくさかったか、このあとに予定が詰まっているので時間が読める企画にしたのか。今回あらたに判明した事実。ウェザーガールズは事務所の社長が持っているマンションの2部屋に4人と3人にわかれて住んでいる。広い部屋なら4人で暮らせるだろうが寝具はどうしているのだろうと思ってた。ベットが7つあると思えないし、畳の部屋に布団を敷いて雑魚寝をしているんだろうか。裁判でミニちゃんが「私はミアと同じベッドで寝ていますが、ミアの寝相が悪くて困ってます」と言っていた。そうか、ベッドが各部屋に2つずつあって、そこに2人ずつ寝ているのか。10代の女の子ならともかく、28才と29才の女性が同じベッドで寝るのはつらいなあ...
【12月23日 16:45】 さて、きょうのコーナーが終わっていよいよ卒業式か。と思ったら「クリスマス特別企画プレゼント交換会」だって。実際は交換するのではなく、ウェザーガールズがひとりひとり用意したプレゼントを抽選でくれるらしい。そういえば先週の放送でそんなことを言ってたな。さっそくダラちゃんが出てきて箱の中に入っている番号を引く。3ケタの番号って言ってるぞ。そうか、55番は席順。それとは別に観覧券に番号が振ってあるらしい。私は205番か。あ、呼ばれた人は前に取りに行くのか。あれはまずいぞ。あんな前に行ったらカメラのフレームに入るではないか。私はいらねえよ。女の子にあげてくれよ。つぎはユミちゃん。「205番!」げっ、当たっちゃったよ。もう行くしかない。手を挙げてユミちゃんに見つけてもらい前に出て行く。なにしろ定員50人の部屋に100人も入れるから前の席との間が狭い。しかも私はいちばん奥。すみません、すみません、と言いながら通路に出るまでが一苦労。「いいなあ」「うらやましい」「おめでとう」と羨望だか連帯だがわからない声に背中を押され通路に急ぐ。番組の進行を考えて舞台まで駆け足。それ以降は初回のレポに書いたとおりだ。席に戻ると、隣の54番の人から「おめでとうございます。中身はなんですか?」と聞かれる。後でわかったが隣の人はユミちゃん押し。ごめんな、54番。私がもらっちゃって...そのユミちゃんからのプレゼントだが、すげえ臭うんだよ。臭うと言ったら失礼か。すげえ香りなんだよ。ディズニーのミニーちゃんをかたどった素焼きのプレートにフレグランスを染みこませて部屋に飾る物らしい。ユミちゃんが試したのか、すでに香りまくり。こんなもん、家族にどうやって説明すればいいのだ...
(つづく)

*1:わざわざ書くほどのことでもない

*2:変な奴

*3:それではおいしいラーメンを食べられないことに気づけ

*4:いやな理由はそこ?

*5:おまえもがんばれよ

*6:画質が悪いのはネット放送のキャプを切り取ったり縮小したりしたからだ。悪かったな、プン