小池里奈「お仕事いっぱい夢いっぱい」

発端は里奈ちゃんのブログ*1

  今日は舞台稽古と「週プレ」の撮影でした。

  なんと7変化的な感じです!

  お楽しみに!(笑)

  そして、明日の「放課後はミステリーとともに」に

  出ているので観てね〜♪

  またもや制服脱ぎますよ(笑)

嘘を書くな。

  × 制服脱ぎますよ

  ○ 制服着てますよ

里奈ちゃんのブログはだいたい週に1回の更新。ほかのセーラー戦士のブログと違う点は、毎回お仕事の告知。舞台に出たとかテレビで放送されるとか雑誌の取材を受けたとかDVDの発売イベントをやったとか。「きょうのランチは焼肉うどんのトンカツのせとカレーライスでした〜」とか「夏らしく蝉のネイルにしてみました〜」というだけの記事はまずない。忙しいのか、文章を考えるのがめんどくさいのか、事務所の方針なのか。いずれにしても安座間美優泉里香のように定職があるわけではないタレントが、週1以上のペースで仕事ネタでブログの更新ができるのはたいしたものだ。その割に国民の目に触れないのは

  仕事が細かい...○| ̄L...

いいのだ。売り出し中のタレントに必要なのはファンを増やすことではなく、テレビ局やマスコミに顔を売ることだ。いまのどぶ板芸能活動がいつか大きく花を咲かせるときが来るであろう。
さて、里奈ちゃんが出演したのはこれ*2北川景子が出演した「サカタノキントキはウクライナの後で」と同じ作者だね。だねって言われても元の題名がわからなくなっているか。ちょっと話がそれるけど、このまえ買った電子辞書に入っている「逆引き広辞苑」はこういうときに威力を発揮する。「謎解き」に似た言葉を探すには「とき」で終わる言葉を出して選べばよい。坂田公時なんて思いつかないだろう。同じく「イナ」で逆引きをするとけっこう出てくる。ハハハ、第2シーズン、いつでも来い! なんの話だっけ。結論は同じ作者なので

  ミステリーとしてはショボい

ことを前提にドラマを見た方がいいということだ。原作は読んだことないし、このドラマも見るのが初めてなのでフォーマットがわからない。ミステリーなのでホームズ役(探偵)とワトソン役(聞き役)を探すのが先決だ。探偵は
     
こいつか。なんか違うような気がする。すると
     
もこみち? だがまったくドラマに絡んでこない。まさかこいつ。
     
いや、違う。それにしても高嶋、裁判中でたいへんなときだがちょっと太ったな。探偵役がわからないままドラマは進む。里奈ちゃんは被害者のようだ。
     
屋上から突き落とされるが、たまたま下を歩いていた先生の上に落ちて軽傷。なわけねえだろ。里奈ちゃんが突き落とされた時間には屋上には誰もいなかったのがわかっている。かといって自殺ではない。すると密室殺人(未遂)になるわけだ。だが調べていくと里奈ちゃん、中学時代はいじめっ子。水はかけるわ、髪の毛は切るわの傍若無人ぶり。
     
うう...でも、いままでの里奈ちゃんの役柄は「良い子」か「変な子」だけだったので、たまには悪い子もやって芸の幅を広げるのだ。最後で明らかになる意外な犯人。その犯人に狙われ逃げる里奈ちゃん。
     
だが、屋上から落ちて逃げ回れるほどの軽傷ってどうよ。明らかにされる密室殺人の謎。ふつう、謎が解き明かされるとスッキリするものだが、このトリックは逆にスッキリしない。それどころか怒りが。なんちゅうトリックだ。たとえそうだったとしても里奈ちゃんは即死、または内臓破裂で重体のはずだ。このトリックを成立させるにはドラマの前半で伏線が必要だ。里奈ちゃんが通学の途中で大型のトラックにはねられ50mくらい吹っ飛ばされ電柱に激突。電柱は「くの字」に折れ、道を行く人々はパニック。通行人が心配そうに見守る中、里奈ちゃんは起き上がり「あいたたた」と腰をさすりながら学校へ向かう。
ドラマのラスト、犯人は里奈ちゃんへの復讐をあきらめ逮捕。里奈ちゃんはとくに反省することもなく、ていうかどっかに行っちゃって大団円。まあ深夜枠の低予算ドラマとしてはおもしろいんじゃないか。って、これが最終回かい! どうも、もこみちが探偵役で、今回は早い段階で犯人がわかっていたのだが、犯人に思い入れのあるもこみちが沈黙を守っていたので主人公が初めて謎を解くという異色回だったみたい。でもこのトリック、ワトソン役が披露したら探偵役が「アホか!」と突っ込むような内容だけど