めんどくさいのやイヤだ

女房と母親から遺言を預かっている。女房からは

  私が死んだら身体のあらゆる臓器を必要な人に寄付して欲しい

角膜、心臓、腎臓、肝臓、あとはどこだかわからないが、とにかく提供できるものはぜんぶ。ドナーカードにも○を付けてあるからと。一見、立派な心がけだが遺族とするとめんどくせえよ。遺体はしばらく戻ってこないんだろ。葬式はいつやればいいんだよ。遺体抜きで葬式をあげるのかな。それとも遺体が戻ってくるまで待つのかな。それまで私はどうやって過ごせば。それに遺体はどういう状態で戻ってくるんだろ。バラバラにするので向こうで焼いて骨壺で戻ってくるとか。そうなると本人抜き*1で葬式をするのかな。なんかかっこが付かなくないか。誰か知ってる人いますか?
お袋もめんどくさい遺言だ。

  1.私が死んだら葬式に来ていいのはあなたたち兄弟だけ(嫁、孫含む)

  2.葬儀は無宗教で行なう

無宗教の葬式って出たことはないけどテレビでみたことはある。坊主はいなくて、焼香のかわりに献花をするやつね。それはいい。葬儀屋に任せればできるだろう。問題は参加人数だ。私は男3人の兄弟。兄貴は嫁さんと子どもが二人。私は嫁と子どもが一人。弟は嫁さんと子どもなし*2。参加者はぜんぶで9人。これじゃあ、献花なんか10分で終わっちゃうよ。坊主がお経をあげないと間が持たないだろ。一人一人、弔辞を述べるのか? そんなの兄弟しかいないんだから、こっぱずかしいだろ。仏教でいいじゃないか。曹洞宗でやろうよ。
ああ、女房とお袋もめんどくさいぞ。やっぱ、私が先に死ぬしかないだろう

*1:この表現が適切かわからんが

*2:男と女3人ずつが、つぎの世代では半分の3人に。人口が減るわけだ