ネロのカルボナーラ

牛乳のパッケージの横に絵がついている。なんだこれ? カルボナーラのレシピみたい。ふーん、おいしそうだね。

  おうちで幸せカルボナーラ キャンペーン

だって。下の方には

  「フランダースの犬」オリジナルアニメ公開中

  「フランダースの犬」着うたフル プレゼント

だって。いろいろあるんだね。でもさ、

  フランダースの犬はやめろよ

だってさ、いくらネロとパトラッシュがカルボナーラを作っておいしく食べても、この後に死んじゃうんだぜ。死ぬのがわかっている子どもと犬をパッケージにするなよ。だいたい、以前も書いたような気がするがキリスト教の世界観ならネロもマッチ売りの少女も最後は天国に行ってそれなりにハッピーエンドなんだろ。でも日本人の死生観だと死んだら終わり。どちらもこの上なくバッドエンドなんだよ。
この話、いまWikiを見たら地元では無名の作品で、なぜ地元では無名の作品が日本で大人気かを検証するドキュメンタリー映画まで作られたそうだ。日本人の観光客からの問い合わせがあまりにも多いので銅像や記念碑まで作られたらしい。それでも地元ではちんぷんかんぷん。日本人の観光客があまりにも多いので、試しにアニメを放送したら視聴率80%! すげえぞ、日本人の観光客。でもネロは死んじゃうんだよね...