- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/10/29
- メディア: 単行本
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- 作者: 瑞智士記
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/08/25
- メディア: 文庫
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怪談実話系3 書き下ろし怪談文芸競作集(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- 作者: 京極夏彦,岩井志麻子,林譲治,松村進吉,安曇潤平,水沫流人,宇佐美まこと,伊藤三巳華,立原透耶,加門七海,『幽』編集部
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/02/24
- メディア: 文庫
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- 作者: 倉阪鬼一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/07
- メディア: 新書
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今月の収穫はこれ。いまを代表するSF評論家である編者による書き下ろしSF短編集。基本的にSFは苦手なのでこのシリーズがあるのは知っていたが、帯に「上田早夕里、伊坂幸太郎参戦」と書いてあったら読まないわけにはいかないだろう。以前に別ジャンルをどんどん取り込んで勢いを増したミステリーと、純粋さを求めるあまりジャンルとして縮小してしまったSFという内容を書いた。ところがこの短編集、「ミステリー短編集」と言われればミステリーファンは納得する。「ホラー短編集」と言われてもホラーファンは「たまにはこういうテイストもいいよね」と納得する。もしコアなSFファンがこの短編集をSF小説として受け入れることができるのなら、日本のSFはいままでとまったく違う、ジャンルミックスの文学として飛躍することができる。豊かな想像力、冒頭で提示された世界観から逸脱しない論理構成力。しかも主人公がやたら内省的。ここがポイント。フォークソングと歌謡曲とロックが融合してJ-POPになったなら、ミステリーとホラーとSFが融合してJ-NOVELになってもいいんじゃないか。
- 作者: 宮腰賢
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/10/08
- メディア: 新書
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1.ナニガドウスル (主格+動詞)
2.ナニハドンナダ (題目+形容詞or形容動詞)
3.ナニハナニダ (題目+名詞+断定の助動詞)
4.ドコニナニガアル(主体+客体+あるorない)
の4つであると。2と3の「題目」は主語というより述語が述べている題目である。つまり述語ありきなのが日本語であると。例をあげると
1.北川景子が焼肉を食う
2.安座間美優は長身だ
3.火野レイはセーラーマーズだ
4.洞窟にダークキングダムの基地がある
カメラのCMにあった「私にも写せます」の主語は何か? 学校の文法だと「私」になるが、この文は「私にも写真を写す能力があります」になるので、上の4に当たる。すると、この文の主語(そもそも主語を考える意味さえないのだが)は、省略されている「写真」。つまり「私にも(写真が)写せます」になる。
- 作者: 上田早夕里,中村佑介
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2011/03/15
- メディア: 文庫
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