節電避暑地ってなんだ?

ダイエー市川店の1階、エレベータのところにこんなのが貼ってあった。「節電避暑地」...なんだこりゃ? いろいろな意味が考えられる。

  避暑地でありながら節電を実現している場所

いちおう避暑地だけど、節電のために温度設定が28度の場所。そんなもん、すでに避暑地ではないだろ。もちろん34度の屋外から28度の場所に来れば涼しく感じるだろうが、そんなのあたりまえだろ。わざわざ避暑地と名乗る資格なし! こっちは毎日、暑い社内で仕事をしているのだ。まさに人の神経を逆なでするようなコピー。

  節電を実現しながらも最新の技術で避暑地と呼んでもいいくらい涼しい場所

これはすごい。エアコンの設定温度は28度だが、送風口からメンソレータムの水溶液を噴霧している。そのため室温以上に涼しく感じるわけだ。これが人類の叡智というものであろう。これなら首や腕やシャツにもメンタムが蒸着するので、戸外に出てもしばらくは涼しく感じると思う。だが、身体が涼しくなるまえに目がしみるのが難点だ*1

  節電のため設定温度28度の暑い室内にいた人が涼を求めに来る避暑地

つまり「節電からの避暑地」。空調の設定温度が18度になっているので、3分でこめかみが痛くなってきて、5分もいると震えが止まらなくなる。昔のデパートの1階ってギンギンに冷えていたでしょ。汗だくで中に入るとすーっと汗が引く。あれがサービスというものではないか。「節電からの避暑地」とはなかなかウィットに富んだ表現だが、ダイエー市川店のこの場所、残念ながらそれほど涼しくなかった。この3つのどの解釈だろうが、避暑地というほど涼しくなかった時点で、節電避暑地の意味を考えても無駄か*2

*1:難点どころか致命的な欠陥だ

*2:この記事自体が無駄だな