桜は散ったかビデオまつり

今回からこの映画の入場料がいくらなら映画館で見たいかを書いていく。上限が1,800円、大学生料金の1,500円、子どもの1,000円、TSUTAYAの新作程度の300円、旧作の100円、あと500円も設定しておこうか。
      ¥1,800円
素晴らしい。ここ数年に見た活劇映画で最高の作品、これは劇場で観たかったなあ。ハワイ沖で各国の海軍が合同演習をしているとエイリアンの軍艦が現われる。回りをバリアで覆われ、内側にいたのはアメリカの海軍2隻と日本の海上自衛隊1隻。海軍の1隻と海上自衛隊は早々と沈められてしまう。エイリアンはオアフ島の巨大レーダーを乗っ取って母星と通信をしようとしている。電波が届いてしまうと敵の大軍がやってくる。地球の運命は残った1隻の駆逐艦に託された...この映画の何が面白いかって、戦力はエイリアン側のが上。敵の弱点を見つけて出し抜くのだが、すぐに形勢が逆転し、さらに奇策を考えて敵を出し抜き、敵の3隻を撃沈したらすごい武器が出てきてこっちが撃沈し、それでも...このシーソーゲームが実にイイ。日本の映画だと1ラウンドくらいで終わっちゃうでしょ。主人公の船には救助された海上自衛隊の艦長の浅野忠信が乗って一緒に秘策を考える。ラスト、レーダーを破壊するために残された砲弾は1発。だが敵もこっちを攻撃しようとしている。主人公が浅野忠信に「君と戦えて光栄だったよ」、浅野が「俺もだ」。ここが泣ける。ぜひご覧あれ。


      ¥1,000円
先日に観たのが2012年の公開。本作が2008年の公開。この4年のCGアニメ技術の差が大きい。人物がちょっと気持ち悪い。だが話自体はすごく面白かった。映画のバイオハザードはぶっ飛びすぎてゲームとはまったく別物になっているでしょ。今度はレオンを主人公にして原作のテイストの映画を作ったらいいと思うんだがなあ。


      ¥1,000円
メタホラーというか、廃病院でドッキリ番組を作ろうとするテレビスタッフ。だが騙された人がなんか変だ...という紹介が書いてあって、それはオチじゃないか、書くなよと思ったら、さらに捻りがあった。ただそこの捻りがストレートすぎてもうひと捻り欲しかった。


      ¥1,000円
映画としての完成度は悪くない。だが胸糞悪すぎる。といっても脳ミソが飛び散るとかはらわたをぶちまけるという方向性ではなくて、悪の一家が陽気にポップに罪もない人を殺しまくる。うう...


      ¥1,500円
角川春樹制作、市川崑監督、出演者もほとんどが金田一シリーズと同じ。おどろおどろしくない金田一さんという感じ。だが市川崑監督の映像はさすが。なんでもシリーズ化するはずが、角川春樹が逮捕されたり追放されたりでこの一作で終わってしまったらしい。当時25才の財前直見がクソかわいい。残念なのが金田一シリーズもそうだが出演者を見ると犯人がわかってしまうという弱点が今回も遺憾なく発揮されてしまったことだな。