浜千咲改め泉里香「昔の名前で出ていません」

泉里香が無事に卒業したようだ*1。しかし、セーラー戦士はタレントが5人集まってこの高学歴はどうよ。上から2番目の写真の左端の子がなかなかかわいい点について賛同者を求む。てか、最近は沢井美優化している泉里香のブログ、ひさしぶりにまともな文章を読んだよ。いつもこういう感じで書いてくれるともっと私のブログネタになるのだが。そうか、やはり卒業式は行なわれなかったんだね。これは明治大学だけでなく、今年は軒並み卒業式が中止だ。これが余震や停電を考えてのことならいい。だが「自粛」ということならどうだろう。
泉里香とは関係ないがこんなニュースがあった*2。寿司屋くらい我が家も日曜日に行ったわい。三崎丸だけど*3。帰りに向かいの喫茶店でチョコレートパフェも食ったわい。こういうことに文句を言う人は、今回の震災を過小評価していると思う。被災した人が1ヶ月くらいで元に戻るなら、それまで亡くなった方の喪に服し、残った人の苦労を思い贅沢を控えるのもいい。だが今回の震災はケタ違いだ。2万人近い行方不明者全員の名前を特定するのに数ヶ月。散乱した家や車の撤去だけで1年。被災地が3.11以前の状態に戻るのに数年、下手したら10年。それほどの被害なのだ。その間、日本中が自粛をしたらまちがいなく日本は終わる。寿司やヒレステーキやうなぎを食わなかったら*4、キャバクラやディズニーランドや映画館に行かなかったら*5日本は終わる。その前に被災地の復興が止まる。怖いのはこのニュースにあるような「空気」による自粛だ。まちがいなく過剰な圧力となって必要以上の、被災地の人も望んでないような自粛という名の停滞を求める。そして自粛を求める者たちはその責任を取る覚悟などあるわけない。
地震の翌週、私の娘の卒業式があった。学生の方から謝恩会は止めてその費用を募金に回そうという声が上がって中止になった。だが、卒業生が60人くらいの小さな大学なので卒業式は学内の講堂で敢行。娘は美容院に行って袴姿で行ったが、なにしろ鉄道が安定してなく大学まで行けるかどうかもわからない子も多かったのでスーツ姿の女の子も多かったらしい。授業がすべて終了してから地元で就職するために下宿を引き払って茨城など北関東の実家に帰っていた子は来られなかった。その子たちのために、有志が先生の許可を取って卒業式をUStreamで中継したそうだ。欠席の子は家でそれを視聴する。人数が少ないので一人一人壇上に上がって卒業証書を受け取る。欠席した子も学長が名前を読み上げ、代理の者が証書をもらい、それをカメラの前にかざして「ほら、○○ちゃん、卒業証書をもらったよ」。なかなかハートフルな卒業式になったそうである。それを許す大学側もえらい。まあ、人数が少ないからできることではあるが、右向け右で自粛−中止ではなくて、なんとか社会に旅立つ子どもたちの思い出に残るようなセレモニーをして欲しいものである。それが最高学府の叡智というものであろう。

*1:http://ameblo.jp/izumi-rika/entry-10844420833.html

*2:http://www.j-cast.com/2011/03/28091497.html

*3:回らない回転寿司だと思ってくれればいい

*4:ぜいたくな食い物の例がこれしか思い浮かばない自分が悲しい

*5:アミューズメントの例がこれしか思い浮かばない自分が悲しい