北川景子「大女優への道」

みんな、先週の霊泥は見たか? あいつ、元々が変なやつだろ。ぜったいに地でやってるよな。ますますプロファイリングはどうでもよくなってきたこのドラマ。事件の解決の糸口は心理分析じゃなくて、ただのパズルだって。今回が良かったのは主人公の北川景子(いまだに役名を覚えてない)が事件を解決しなかったことだと思う。毎回、名探偵・北川景子が事件を解決するんじゃつまらないだろ。でも、今回はさらに視聴率が下がったのかな。みんな、頼むから見てくれよ。ほんと、北川景子はいい演技をしてるんだよ。あと、たった5、6回我慢すれば終わるからさ*1
ところで、モップガールのときもそうだったけどプロットが似てるドラマがあると鬼の首を取ったように「盗作だ! 盗作だ!」と騒ぐやつ。特殊な設定にすれば似るのは当たり前だろう。推理小説とかSF小説なんか基本プロットを過去の有名な作品から持ってくるのなんか山ほどあるよ。それを作者が公言したり、作品のどこかにそれを臭わせておけば「盗作」とは言わないで「挑戦」と言う。「オマージュ」って言い方もあるね。過去の著名な作品の基本設定を使って、話の方向性やメイントリックを新しいものにして「どうだ、俺ならこの設定でもっとおもしろい作品を作れるんだぞ」と。マキャモンの初期の作品なんかぜんぶそうだったし、宮部みゆきの「クロスファイア」は「ファイアスターター」のオマージュ、いま読んでいる山本弘の「地球移動計画」は円谷映画「妖星ゴラス」のリアル版。そんなこと言ったら刑事ドラマなんか2、3のパターンしかないでしょ。いまのテレビドラマなんかオリジナリティなんか期待したって無理なんだから、北川景子だけを楽しもうよ

*1:我慢って