無様人の最終回拡大スペシャルの番宣で北川景子がいろんな番組に出たぞ。と言っても2つだけなんだが。ところで私のブログを読んでいただいている方は、すでに「北川景子」と「セーラームーン」の関係がわからない方のが多いのだろうか。10年前に一世を風靡したアニメの「美少女戦士セーラームーン」が2003年に実写化されて、悪の女王であるベリルを北川景子が演じたのよ*1。
まずは「笑って良い友」。後半15分くらい、クイズの回答者の一人として山下といっしょに出てきた。あの悪夢の5LDKのように素の北川景子を見るチャンスはなかった。このお昼の時間帯に素を出してはいかん。
客席の声援に手を振って答える北川景子。前髪を切ったんだね。これでフリルがたくさん付いたメイド服を着たらすごくかわいいと思うのだが*2。以前に比べて見られている自分をすごく意識した顔の表情とかしぐさを身につけて、女優として一回り成長した感じがする。映画やテレビドラマ、およびその番宣を数多くこなし、数々の修羅場をくぐり抜け*3、余裕が出てきたのだろう。
クイズは回答者が多く駆け足の進行なので、北川景子のトークはなし。山下の隣でただ笑っているだけ。唯一、北川景子がしゃべったのは、ゴリが考えた恋が芽生えるシチュエーションを北川景子と山下で演じることになったこのシーンだけ。
(甲子園の決勝で敗れたあと、部室でのキャプテンとマネージャーの会話)
景子「試合...負けちゃったね」
山下「うん、試合は負けちゃったけど、俺とおまえの恋はプレイボール!」
たったこれだけのセリフなのに...すごい棒読み...○| ̄L...
つづいて夜の番宣「塀!塀!塀!」...だーーーー、録画を失敗した。北川景子が出る前に終わっちゃったよ。いまだに使いこなせてない地デジキット。
いよいよ最終回の「無様人」。私は第1回以来、まったく見てないのだが筋はわかるのか。バスケットコートで練習するバスケ部。大事な試合が近いらしい。山下は松葉杖。怪我をしちゃったのね。付き添う愛撫先。あれ、愛撫先と分かれて北川景子とくっついたんじゃないの。そういう話ではないのか。リハビリをする山下。見守る愛撫先。愛撫先ってどちらかというと魚類の顔だよね。リハビリをしながら回想をする山下。夜の公園で北川景子と。北川景子が泣いている...きっと北川景子は年令の割に気持ちが幼い人という設定なんだよ。だからああいう顔で泣いてしまう。そういうキャラなんだよ。そうじゃないと変じゃないか。北川景子もなにかに挑戦するらしい。きっといいシーンなんだろう。このドラマで非常に重要ないいシーンなんだよ。でも、こういうシーンはどちらか片方がちゃんと演技ができる人でないと、第一でナイト。泣き顔はブサイクなのだが、北川景子のこういう場面での演技は悪くないぞ。どんどん良くなっていく。そうなのだ、北川景子の演技は大きく感情が動くところで安定感を増す。乗り物にたとえれば4輪で走る自動車ではなくて、2輪で走る自転車やオートバイなんだ。高速になればなるほど安定感を増す。以前に華子様の映画の論評で華子様と麻生祐未の演技を数値化した*4。数字は、フラットな状態から喜怒哀楽のいずれかを50%付けて、また戻ってくるまでの感情の起伏を表わしている。
華子 00→10→20→30→40→50→40→30→20→10→00
麻生 00→20→10→30→35→50→50→20→10→05→00
線形で上がっていかないで演技に「ゆらぎ」を付けられるのがベテラン女優のすごいところだという解説だったのだが、それと同じ基準で北川景子の演技を数値化してみよう
景子 00→00→00→50→60→70→60→50→00→00→00
私は北川景子を揶揄しているのではない。これが彼女の持ち味なので、これが生かせる役を演じれば彼女は一流の女優なのだ。そして、0から50までを一本調子にならずに細かい振幅を付けられるようになれば大女優になれるのだ。いいじゃないか、課題があるのはいいことだ。ここで恒例(らしい)の男のシャワーシーン。こんなもん誰が見たいか。早送り早送り。本屋、なにかの伏線が回収されるが、書くのがめんどうなので省略。だって、みんなこの番組を毎週見ていたんでしょ。荷造りをする北川景子。漢字屋栞、演技はうまいんだけど、北川景子と同世代に見えないよ。山下の家。「ナツキちゃん、いい子なんだけどなんで別れちゃったんだろうね」そうか、山下は愛撫先と別れたという設定なのね。お母さんと山下の会話。そうなんだよね、ベテラン+新人がからめば場面が成り立つんだよね。妹が中途半端なんだけど。口でかすぎだろう。ああ、やだな、母親と息子が恋愛について話し合うの。気持ち悪いよ。早送り早送り*5。北川景子と会った、彼女のアパートの前の公園に来る山下。だが、北川景子はいない。朝、カーテンをあけると看板に山下からのメッセージが。僕彼サイにも同じシーンがあったな。早送り早送り。
あ、早送りしすぎてわかんなくなっちゃった。試合に参加している山下。なんか夏っぽいからあれから1年が経ったのかな。観客席にチアガール。あ、
小松彩夏 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
1秒くらい映った。街を歩く山下と愛撫先。どこからかヴァイオリンの音色が。空耳か。居酒屋に入る二人。あ、
小松彩夏 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
この居酒屋のシーン、ほかにも2、3カット登場。場面は変わって漢字屋栞に電話する北川景子。なんかの都合で東京に戻ってきたらしい。山下を見つける北川景子。追いかけるがバスに乗って行っちゃった。ああ、ここが第1話と対になっているのね。漢字屋栞との会話があって、伊藤との会話があって、ぜんぶ省略。そもそも私はなにをやっているのだろう。バスケの試合。セミファイナルだって。あ、
小松彩夏 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
小松彩夏は試合会場か居酒屋にいる
それ以外の時間はなにをやってる人なの? 二人きりのバスケコートで山下と愛撫先。二人の別れのシーン。おいしい、おいしすぎる愛撫先。こういう場面が役者の見せ場なんだよな。けっして演じ切れてはいないんだけど、こういうわかりやすい役は演技力が120%増しに見えるんだよな。それに比べて北川景子のキャラはわかりにくすぎるぞ。それとも脚本上はわかりやすいんだけど、北川景子がわかりにくくしちゃってるの? 山下の前では強がっている愛撫先だが、山下が去ると泣き崩れる。愛撫先の好感度250%アップ。
カツ丼を作る漢字屋栞。そうなのか、この二人がゴールインするのね。でも、そのカツ丼はまちがっているぞ。カツも煮ないとだめだ。それではカツ乗せ玉子丼だ。愛撫先と別れて北川景子を訪ねる山下。だがすれ違い。これでは大事な演奏会の前に北川景子の気持ちを乱すだけだ。決勝戦が始まる。外人の指揮者を迎えて北川景子は1週間前の大事な練習。演奏を止めてしまう北川景子。レイパパが「どうした」。外人さんが行きなさいって。試合会場に走る北川景子。コートでは
小松彩夏 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
妹、怖いよ、口がでかすぎだろう。ボールを回す山下と会場に向かって走る北川景子がスローモーションで交互に映る。揺れる北川景子のあごの肉。あと25秒で3点差。ここで山下のなんとかシュート。なんでフリーで投げられるの。ルールを知らないからわかんねえよ。そこで会場に入る北川景子。この先は恥ずかしくて書けねえよ。最後の一言だけにしたほうが効果的だと思うのだが。あれ、まだ勝ちじゃないのね。そもそもバスケって1回シュートをすると何点なの。おまえ、ルールを知らなすぎだろう。もういいや、想像通りに山下が時間ぎりぎりにシュートを決めて(これをブザービートっていうのね)優勝して、山下が観客席に行って北川景子と...はい、最後に小松彩夏
いつも愛撫先のそばにいさせてもらえるという点において、小松彩夏もおいしい役。
あんまり面白くなかったのは、私が毎週ちゃんと見てなかったからだね。毎週、欠かさず見てればきっとすごく面白いドラマなんだよ。でも私のように第1回しか見てない視聴者が最終回を見ても、とくに不明点や疑問点もなく筋を追えるのも、脚本が親切にできているからなんだろう。けっして内容が無いドラマだからじゃないよ。ああ、早く北川景子の時代劇を見たいなあ