小松彩夏「こまっちゃんを探せ！」ドラマ「断絶レポ」

さあ、来たぞ来たぞ、小松彩夏のドラマだ。無様人はほとんど見られなかったので、正確には2回見たが小松彩夏の出番がほとんどなかったので、ひさしぶりだぞ。その前に見たのが「きみ班員じゃないよね」*1。あれから1年、舞台やドラマで成長した小松彩夏の演技を見せてもらおうではないか。で、どの辺に出るのだろう。華子様が単発のドラマに出るときは番組開始の1分くらいに出てきてそのまま消えちゃうんだけど、開始直後は要チェックだな。
　　　　　
う、これは探せない。後ろの方にいたら見えないぞ。いくらなんでもここではないか。これではエキストラ。このドラマは亀吉が重要な役で出ているではないか。「真夏のオリオン」など映画では亀吉と北川景子はよく共演してるでしょ。このドラマでは亀吉と小松彩夏が共演した。やった、亀吉を通して北川景子と小松彩夏がつながった！*2どんどん早送り。橋の下で死体が発見される。これか、この死体が小松彩夏か。
　　　　　
連続殺人鬼が出てくるなら死体の役は軽いが、殺される人がひとりの場合は、死体の役は重要だよ。ドラマの終盤でその人がどういう人か、犯人とどういう関わりがあって、なぜ殺されてしまったのかが語られるという非常に重要な役なのだ。きっともっと軽い役だね。それにしてもこのドラマ、おっさんばかりだよ。お、私の手が止まる！
　　　　　
全員が映ってないけど、このどこかか？いや、年配の人ばかりだからここでもないな*3。もっと若い女性が出てくるシーンだよね。さらに早送り早送り。よし、ここだ！
　　　　　
ランニングをしている女子高生のいちばん右側が小松彩夏だ！
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もうボケるのも疲れたのでどんどん先に行こう。って、ぜんぜん出てこないよ。送っても送っても出てくるのはおっさんばかり。途中、被害者が神楽坂の店にいたことがあるという情報から聞き込みに行く。このどこかの店に小松彩夏がいるのか．．．いない。夜も更けてきてきょうはここまでにしようと主人公の刑事が相棒と居酒屋に入る。だろ、居酒屋と言えば小松彩夏だよ。

　　「小松彩夏は居酒屋か試合会場にいる」*4　　民明書房刊「小松彩夏の生息地」より

あれれ、番組をまちがえた？この先、新しい登場人物が出るような気がしないんだけど。居酒屋のつぎにバーというかスナックというかべつの店に行く主人公たち。奥の棚に置いてあるボトルに被害者の名前を発見。なんて目がいいんだ！ここから被害者が勤めていた会社をつきとめる。そこはこの事件の黒幕っぽいマツケンと亀吉に関係した会社。そしてその会社の業種はみんなわかってるね。

　　「建設会社だ」　　民明書房刊「悪の巣窟・建設会社」より*5

主人公が聞き込みに行くが事前にフィクサーから圧力がかかっていて誰も相手にしてくれない。とその後ろに
　　　　　

　　小松彩夏ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!

ちらっとこっちを見た。そうか、きっと小松彩夏は被害者の友人で、あきらめて立ち去ろうとする主人公をエレベーターホールとか玄関でつかまえて重要な情報を教えてくれる役だね。いや、そんなベタな展開ではないか。
　　　　　

　　私は予言者か．．．○｜￣L．．．

しかも
　　　　　

　　重要な情報を．．．○｜￣L．．．

1分くらいの出演。物語のターニングポイントになるけっこういい役だったね。演技もよかった。小松彩夏はこういう役だとほかの女優さんと遜色のない演技ができるんだ。以前にも書いたが、小松彩夏の課題は発声法だと思うんだよ。ある程度の声量で、ハイテンションの演技をするとのどの奥から絞り出すような声になって平坦になってしまう。だからどんなTPOのセリフでも楽に声が出るようにボイストレーニングをすれば見違えるように良くなると思うのだが。なにしろ演技の指導を受けたり実際に演技をする機会は5人の中でいちばん多くもらっているのだから。今回の役は、会社の目を忍んで主人公に恐る恐る情報を与えるOLの役。こういう元気のない人の役だとボソボソ話せばいいので、小松彩夏の弱点が隠れる。平常時を0、半狂乱を100とすると、北川景子は30以下がすべて0になって単調になり、50を超えると生き生きとした抑揚に富んだいい芝居になる。小松彩夏は-20くらい、つまり負の領域で威力を発揮する演技だったのだ。これで小松彩夏の得意な役が見つかった。