答えはわかったかな。要点をもう一度書いてみる。
(1) エリカ様は舞台挨拶でこうつぶやいた。「 (ア) 」
(2) 翌日のブログでファンに謝罪。「諸悪の根源は私にある」
(3) テレビのインタビューで泣きながら後悔。「すべてをダメにしてしまった」
ポイントは(2)の「諸悪の根源」だ。諸悪というからには一つではない。つまり舞台挨拶のことではない。また「根源」もそれを示している。「諸悪の根源」とは悪事を働いた人よりもそれの原因となっている人や事を指す。舞台挨拶での仁王立ちはエリカ様本人がしたことなので「根源」という言い方はおかしい。また、腕組み仁王立ちは「愚行」ではあるが「悪事」ではない。愚かな行ないと悪い行ないは違う。親や先生が子どもを叱るとき、その二つをしっかり区別して叱ろう。
つぎに(3)の「すべてをダメにしてしまった」だが、これは「いままでせっかく積み重ねてきたものを失ってしまった」というニュアンスだ。仁王立ちはいままでのエリカ様の延長線上にあると誰もが思っただろう。エリカ様らしいが、ちょいとやり過ぎ。それが視聴者の反応だったのではないかな。すると「すべて」という言い方は解せない。あなたはもともとそういう売り方だっただろうと。
つまり(2)と(3)は舞台挨拶のことではないのがわかるだろう。ファンに謝罪したのは舞台挨拶のことではない。もっと重い原罪が別にあるのだ。同じようにダメになったすべてのこととは自分の芸能生活のことではない。舞台挨拶の前になにかがあった。そのなにかとは一つではなくて、すべてがエリカ様が元凶となっている。それは取り返しがつかないことであり、エリカ様がこれまでにやってきたことが水泡に帰してしまった。それで気が動転して舞台挨拶は上の空、インタビューにも答えられなかったわけだ。
では、舞台挨拶の前にそこまでエリカ様の胸に衝撃を与えたものはなんだったか。それは劇場のポスターで見たこれだ*1。エリカ様は地球の温暖化により北極の氷が溶け出しているのを知ってしまった。さて、正解の発表だ。
(ア)しまった、どこでまちがえたんだ