がんばれ沢井美優「ようこそ!うさぎちゃんリターンズ」

もう2会場が終わっちゃったけど、夏の風物詩ということで遅まきながらやってみます。いつもネタがないネタがないと言ってるが、セラムンしばりでブログを続けるのってネタより気力なんだよね。たしかに2005年はなんの情報もなくて、どうやって続ければいいのって感じだったけど、いまは定期的にメディアへの露出もあるし、小松彩夏安座間美優のブログもあるでしょ。ただ、些細なことを膨らまして膨らまして1日分のネタにするには大変な気力がいる。その気力を奮い起こせるかの勝負なんだな。
たとえば、小松彩夏が道でころんで膝をすりむいたとする。気力さえ充実していれば、これだけで1週間の特集を組むことも可能だ。1日目はブログからその部分の記述を転記して適当に突っ込みを入れる。2日目は、膝のことをなんで「膝小僧」と言うか虚実を織り交ぜて解説をする。膝が小僧なら、肩は旦那で「肩旦那」という言葉が江戸時代には存在し、それがなまって「若旦那」になったはずだとか。3日目からは、実際に膝小僧を作ってみようということで、私の膝に顔を描いてデジカメで撮り、膝の折り曲げ方によっていろいろな表情になることを実証する。3日目は笑い顔、4日前は泣き顔、5日目はポッキーを加えさせて喫煙中だ。6日目は自分の生涯でいちばん悲しかった膝すりむき体験を書く。このへんまで来ると読者は小松彩夏のことなんかすっかり忘れているので、7日目の最終日、初日にわざとスルーした部分を取り上げてトリプルアクセルの着地を試みる。ヤバそうだったらデジカメを持ってスーパーに行き漂流者の写真を撮ってくる*1。当然、そんなものを読みたい人がいるかとか、そこまでしてセラムンしばりのブログを続ける必要があるのかという議論はあるが*2
で、今回のミュージカル「眠れる森の美女」の公演だが、いきなり東京都内で4公演あるでしょ。ここが鬼門で今年はパスしようかと思ったのだよ。昨年は事前に何ヶ所か調べたらありえないくらいの田舎町で*3、こんなところまで遠征に行く沢井美優の悲哀と、同時に日本にはまだこんなにのどかな場所が残っているんだという紹介をしたかった。また、私が行くことになっていた千葉公演が最終日だったのも都合が良かった。
ところが今年の公演は初演の福島のつぎがいきなり都内。ここの話の膨らませ方が思いつかない。しかも練馬区とか大田区とかひどく中途半端な場所なのだ*4。だが、Positionさんの初日のレポを読んだら2,000人。福島県で2,000人。なんだか、県をあげての大イベントのようだ。去年はミュージカルのビフォア・アフターで沢井美優の身辺に特別な変化はなかったよね。CMやドラマのオファーが来たということもなく、静かに、ただ静かに時が過ぎていった。だが、今年はひょっとするとひょっとするんじゃないの。なんたって福島県で2,000人だよ。ということで、明日は江東区だ。
(つづく)

*1:なんだよ

*2:てか、この特集がすでにセラムンしばりではなくてっていることに気づけよ

*3:開催地の人はすまん

*4:開催地の人はすまん