non・noを買ってみた(その4)

23ページ。ある意味、ここが今月号のノンノの最大の見せ場だ。安座間美優を含む6人のモデルへの10の質問。回答者は、美保、森きみ、美優、古川美有安座間美優JOSI。気がつかれただろうか。6人のうち、名前に「美」が入っている人が4人。

     モデルになれる名前は美○だ!

許せ娘よ。おまえの名前に「美」は入ってないし、だいいち一文字だ。べつにモデルになって欲しくないがな。

     (Q1)お財布、何使ってるの?

     愛用の「アナ スイ」・・・が壊れたので昔の財布を復活させてます(涙)

     次欲しいのは

     ミュウミュウ

そうか、東京駅のイベントでクリスマスプレゼントは財布がいいと言ったわけはこれか。財布くらい買えよ。でも安座間美優が使うような財布はすごく高いのだ。つぎに欲しいのが「ミュウミュウ」。できすぎだ、できすぎだぞ。
どうでもいいけど、ノンノのライターの文章センスってどうよ。この文章を私が書くなら

     「何使ってるの」→「なに使ってるの」

     「次欲しいのは」→「つぎ欲しいのは」

だな。「何」とか「次」は、次の文字が漢字なので、この場合はひらがなで書くほうがいい。ひとつ前の私の文章の「次の」は「次」+「の」なので漢字でもだいじょうぶ。でも主語・述語・目的語になるもの、名詞・動詞・形容詞以外はひらがなで書いたほうがいい。つまり重要な言葉だけを漢字で書いて、副次的な言葉はひらがなで書いたほうが、ぱっと見ただけで文章の意味がわかるわけだね。新聞の文章をよく見ると、おそろしくひらがなが多いのがわかる。夏目漱石志賀直哉の文章なんかをあらためて読んでみると難しい言葉なんかほとんどない。私はテクニカルライティング*1 *2の講座で教わったのだが、このくらい中学校や高校で教えて欲しかったな。教えられる先生がいないか。ノンノとまったく関係ないよ。
(つづく)

*1:マニュアルや説明書を書くための文章術

*2:文学の薫り高い文章より100人の人が読んで一通りの解釈しかしない文章を是とする