検証・これが実写版の台本だ!−act35(その2)

黒木ミオが担ぎ込まれた病院で偶然にも愛野美奈子が治療を受けていた。

     【シーン13】病院・特別室の中

     広い室内。置かれてある私物は美奈子の物。

     ベッドにいる美奈子の腕に繋がれている点滴の管。

     窓際にいるアルテミス。

     アルテミス「美奈子、いつまでもこんな応急処置だけではムリだ。

           ちゃんと本格的に入院して治療する事も考えてみていいんじゃないか。

           先生も状態は良くないって言ってたろ」

美奈子の病気ネタはact23以来のような気がする*1。ト書きの「置かれてある私物は美奈子の物」やアルテミスの発言「本格的に入院して」から考えると、この特別室は美奈子のかかりつけの病院で、治療のために頻繁に泊まっているのがわかる。だが放送では極めて殺風景な部屋だった。このアルテミスの発言の2行目は放送ではカット。
その後、衛とミオの会話やダークキングダムのシーンがあり、放送では廊下を歩く美奈子が衛に気づくシーンになる。その前にカットされたシーン18がある。

     【シーン18】病院・特別室

     着替えを終えた美奈子がアルテミスを抱き上げる。

     アルテ「美奈子、ホントに今夜帰るのか?」*2

     美奈子「うん。ライブの準備もあるしね」

     アルテ「そうか、ライブの準備もあるんだったな...」

     美奈子「ムダな時間は使わないって言ってたのに、矛盾してるか」

     アルテ「いや...僕が言うのも変だけどヴィーナスじゃない愛野美奈子の時間は持って欲しいと思ってる」

     美奈子「ありがと」

愛野美奈子のライブのチケットを買うことで頭がいっぱいの月野うさぎだが、本人の美奈子はアルテミスとの間で悲壮な会話が持たれていた。
(つづく)

*1:自信なし

*2:行をそろえるためにここでは3文字「アルテ」にしてるが台本は「アルテミス」