下戸の食事道

孤独のグルメ」、2時間の映画を見る気力がないときに丁度いい。現在、シーズン9までが特番も含めて無料で見られる(昨年に放送されたシーズン10はまだ有料)。以前に書いたように新しい作品から見て、まもなくシーズン6を見終わる。私も五郎さんと同じ、酒を飲めない人間。出張でいろいろなところに行ったが、その地方の名物ってだいたいがお酒を飲む店でないと食べられない。だが、それは単なる私の思い込み、先入観であったことを五郎さんに教わった。ああ、あと20年早くこのドラマを知ってたら。そんなわけで、お酒が飲めない人に五郎さんが教えてくれたことを書いてみる。

   
   居酒屋や小料理にも臆することなく入る

ここがもっともハードルが高い。じつはこれさえクリアできればあとはどうってこと無いのだが、そのために以下の心構えが必要になる。ちょっと横道に逸れるが、

   

中村ゆりって綺麗だよね。いま薬のCMに出てるよね。

   
   胸を張って烏龍茶を注文する

ビールや日本酒より単価が低いが、その分を食えばよい。車で来ているのでアルコールが飲めない人だっている。

   
   「いただきます」と「ごちそうさまでした」を言う

酒飲みはビールから入り、最後は酔っ払っている。これは食事から入り食事で終わる下戸にしかできないことだ。

   
   店の人と話さない

一人で飲み屋に入りカウンターに座ると店の人と話している人が多いのも気後れする理由。自分は食べる人、店の人は作る人、会話なんか必要はない。話すのは心の声だけにして黙々と食えばよい。

   
   最初は料理を食べる

   
   中盤はご飯をチェイサーにして料理を食べる

   
   締めは料理をご飯に乗せて即席の丼

はじめから白飯を頼むのも下戸ならでは。中盤で「ご飯をチェイサーに」と書いたが、五郎さんの食べ方を見ているとご飯をおいしく食べるためにおかずがあるって感じだな。この「烏龍茶と白飯」のコンボで店の人はこちらのスタンスをわかってくれるはずだ。酒が飲めないので悔しい思いをしてきた人間には勇気がでるドラマ。ありがとう、五郎さん。