泉里香「高嶺のハナさん」

大きく話が動いた第9話。「リコカツ」の第9話がこういう展開ならわかるが、こっちのドラマは全12話。残り3話ってどうなるの?

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弱気にふられてコンビニの前でカップ酒。マンガのとおりらしいが面白い絵だなあ。別の日は

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つまみも買ってるし、もう営業妨害でしょ。自分が飲まないのでよくわからないが、カップ酒を何本も飲むなら大きい瓶で買った方が割安ではないのか? そういう問題ではないか。そのころハナさんは

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プレゼンの発表の日が迫る。

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ハナさんは完成してないプレゼンより、弱気くんとの二人だけの時間が終わってしまう方に心を痛めている。それ、サラリーマン失格ですから。だが最終日、ついに弱気くんからアイデアが!

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「ごじゅうのとうドーナツ」。ウンコかと思ったよ。みんなにおすそわけして食べるのがコンセプトだそうだ。

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ハナさんもこれいいよとさっそくサンプル作り。もう夜も遅い。

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和テイストの味を組み合わせて重ねる。もしもーし! それ、ミスタードーナツサイズのドーナツが5段に重なってますけど。実物はこれの2分の1か3分の1サイズで作るんだよね。そうしないとおすそわけする相手がいない人は一人でぜんぶ食べられないでしょ。はじめから5人分を買うのではおすそわけにならないと思うけど。撮影をしてプレゼンを作ってやっと完成。

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「やったー!」と喜ぶ弱気くん。

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だがハナさんにとっては弱気くんとの時間が終わった瞬間でもあった。

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お疲れさまでした、と別れる二人。この道は電通を背にして新橋方面に向かう道だな。弱気くんは右、ハナさんは左に行く。ということは弱気くんは銀座方面、ハナさんは汐留方面だ。

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これで終わってしまっていいのか、ハナさんは思い立ち弱気くんを追いかける。ハナさんは汐留方面からやってきて電通の前を曲がって新橋方面に走る。そっちには弱気くんはいないが細かいことは言いっこなしだ。電通のここの入口は昨年の4月からずっと閉鎖されていて地下から回らないと中に入れない。

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   「弱気くん!」

 後ろから弱気くんの手をつかむハナさん。リコカツでもよくあるシーンだな。もしかして後ろから相手の手を握るのが若者の間で流行しているのか? 私が知らないだけでちゃんと名称があるのかもしれない。バックハンドグリップとかバトン握りとか。

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   「弱気くんのことが...好き...大好き...」

 あー、言っちゃった。まだ3話もあるのに。ここはちょっと唐突だけど30分番組だからしかたない。これが「リコカツ」だと10時30分あたりから思いが充填されていって10時45分あたりで爆発し「好き...大好き...(♪ずっと ずっと ずっと♪)」ってなるけど、「高嶺のハナさん」はこのスピードでやらないと尺に収まらない。そのまま立ち去ろうとするハナさんに今度は弱気くんがバックハンドグリップ。

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   「ぼくも高峯さんのことが...大好きです」

 おおおい! ここで米津を流せや。1回くらいいいだろ。BSテレ東の深夜ドラマなんかTBSの人は見てないよ。しかし弱気くんの中の人は上手だね。弱気くんのキャラを壊さないでこういうセリフを言うとはね。このシーズン、泉里香北川景子も共演者に恵まれた。共演者が引き立ててくれた。泉里香は待った甲斐があった。BSの深夜ドラマだけど初主演ドラマがこれで良かった。

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   「もう一回言って」

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   「大好きです」

 あああ、私も泉里香をこうやってくんかくんかしていよおおお。でも泉里香がハイヒールを履いたら弱気くんみたいに顎を肩にのせられない。ここの泉里香の表情。リビドーに任せて「弱気くんが好き」、言ってしまった後悔。弱気くんも「大好きです」、事態を消化しきれないでフリーズ、弱気くんに抱きしめられてリブート、そして笑顔。泉里香は合格点!

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カメラが引いて上をゆりかもめが通る。って、ゆりかもめが走ってるならそんな遅い時間じゃないだろ。もうちょっと先を左に曲がるとロイヤルパークホテルがある。泉里香が去った道の突き当たりはコンラッドホテルだ。どちらも飛び込みでは泊まれない。シーンが変わって

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   「・・・・・」

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   「あれ? 夢?」

 やめてよ、そのオチ。でも次週の予告を読むと夢ではなかったみたい。二人の後ろが汐留シティセンター。ここのレストラン街にある牛タン屋が私がよく行った店だ。関係ないけど。弱気くんは「ここからなら2時間くらいなんで歩いて帰ります」、ハナさんはタクシーで帰ると。でもさっきゆりかもめが動いていたからここにボーっと2時間くらい座っていたことになる。細かいことはどうでもいいが、明日も会社があるのに徒歩2時間はつらいだろ。でもハナさんの家に泊まるという選択が無いのはなんて健全なドラマなんだ。弱気くんは明日の会議は絶対に遅刻しちゃダメだから新橋のサウナに泊まりたまえ。しかし、ほんと、あと3話はなにやるの?